夢を見るから明日は来る。 ページ13
｢雛森先輩だな、貴方の演技に惚れた｣
｢そう。渉｣
｢面倒なことを私に押し付けないでくださいよ...｣
放課後いつものように演劇部の部室に行くと4月春から度々現れる新入生がいた。
その新入生は新入生テストに不合格を言い渡されるも何故か馬鹿にポジティブに部室に通い続けてはAに告白まがいにアプローチしまくっている
｢はぁ、氷鷹くん...でしたっけ？何度も言いますが貴方の演劇の才能はないです見込みもありません。それと、うちA目当ての入部も多いんですけどそれ紛いの入部も全部お断りしています｣
｢それは俺を試したんだろう。一度入部を断られたからと言って折れてしまえばそれだけの事だったということ。
それの、確かにA先輩は綺麗だがあくまでA先輩自身の目当てではなくA先輩の演技が目当てだ｣
｢勘違いしないでほしい｣と真顔で言い貫く氷鷹北斗に珍しく渉も頭を悩ます
｢これはまぁ...いつぞやの誰かさんのようですね｣
｢あら誰のことかしら。｣
｢生徒会から聞いたが、今演劇部の部員は日々樹先輩とA先輩だけと聞いたが...部員が足りなくて廃部寸前らしいな。部費もちゃんと払うし、俺を拒む理由は何なんだ？｣
台本読みに飽きて、ソファに座る渉の後ろに回り込み髪の毛を三つ編みするなど弄る。最早Aは余程人に興味がないのか北斗の声は耳に届いていないようだ
｢まぁ正直、うちの部活A目当ての入部が多くて演劇に全く興味がないのに入部しようとする輩が多いんですよ....まぁ見たところ、貴方はそうでもなさそうですけどね｣
｢演劇に興味はある。確かに切っ掛けはA先輩だが、俺はAや日々樹先輩とともに演劇をしたいと思っている｣
｢その三つ編みも私のモノマネなんでしょうか....まぁいいでしょう。暇つぶしに構ってあげましょう｣
｢え、渉ほんとに？｣
あまりの北斗の熱意についに渉は折れた。それは歓迎というよりも面倒なことを流すかのような一連の流れでAは面白可笑しく二人を見つめた
｢まぁ渉が認めるのならいいわ。氷鷹...くん。宜しく頼むね｣
｢あ、それと続くといいわね｣と皮肉を込めて北斗の肩を叩くと皮肉の意味が分かってないのか｢？俺は辞めたりしないぞ｣と馬鹿真面目に返事を返された
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やっとちょびちょび２年生(1年生)が出せる...
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さくさくぱんだ(プロフ) - 更新を心待ちにしています！ (2022年4月9日 19時) (
レス) @page39 id: 27ed53f3b6 (このIDを非表示/違反報告)
かみなき主(プロフ) - 何回も読み返してます！ いつか気が向いた時にでも良いのでぜひ続きを書いて欲しいです！ (2020年6月11日 16時) (レス) id: 8084408f37 (このIDを非表示/違反報告)
白雪 - 面白いです!更新待ってます! (2019年12月31日 22時) (レス) id: 567a821487 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき姫2(プロフ) - ４話(？)を見て思ったんですけど、なんで奏汰が昔髪が長かったのを知ってたんですか？ (2019年4月3日 14時) (レス) id: 618aafe19a (このIDを非表示/違反報告)
フルール・ド・リスしんどい(プロフ) - 悠凪さん» そちらも見ていただいてありがとうございます...！！とても感激です！！！今日常生活でとても忙しくどちらも更新できない状況ですがこれからも頑張りたいと思います！コメントありがとうございます^^* (2017年12月10日 13時) (レス) id: d45fe086f0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：フルール・ド・リスしんどい | 作成日時：2017年11月14日 2時
