夢 (ページ2)

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下校時間。
私は襲いかかる睡魔に必死に耐えながらも、教室を出た。
教室に残ってぺちゃくちゃ喋るだなんてことは、私は絶対にしない。……何故だって？
友達がいないからだよ。生まれてからこの17年間、一人も友達がいなかったし、これからも作ろうとは思わない。だって、友達って何かと息苦しそうじゃない？
一人で生きた方が全然楽だと思う。まあ、友達がいたことない私になんて、そんなのわかりっこないけど。
私はトンネルを抜け、公園を通り、トーテムポールの側を通り抜け、コンビニの前を突っ走り…ん？何か変なのいなかったか？
まあそんなことは気にしない。今日は早く家に帰りたいのだ。…理由？そんなの寝るからに決まってるだろ。
不安定な足取りで歩き続け数十分。やっと我が自宅に着いた。勢いよくドアを開け、自分が着ていた制服を脱ぎ捨て、そのまま自分のベッドへダイブ。
眠気が限界に達していたもんだから、数分もしないうちに夢の中へいくには余裕だった。

3→←1