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しばらくして収録が始まったものの、やはり気持ちが切り換えられず何度かNGを出してしまった。
普段ならありえないミスだ。
それでもなんとか終え、収録ブースを出るとレイン君達がこちらに向かって来ていた。
ﾛ「お疲れぃ」
ﾊﾟ「ヴィンさーん、今からご飯行こうかって話になってるんだけどどう?」
ｵ「何食べようか」
ｱ「オレ肉が食べたい!」
「ではアクシア君の奢りで」
ｱ「なんでそうなったん?!」
食事の約束を取り付け、１人喫煙所で煙草をふかす。
ぼうっとしながら煙を見つめていればあの日１人で見た海を思い出す。
「…………はぁ」
１人で居ると彼女の事ばかり考えてしまう。
そろそろ戻ろうかと煙草を揉み消しながらため息をついた時、携帯が震えた。
ｱ「今どこ?!」
「喫煙所です。今戻り──」
ｱ「Aちゃん!Aちゃん来てるんだよ!!」
応答ボタンを押すなり聞こえてきたアクシア君の焦った声と、Aが来ているという言葉を聞いて返事もせずに控え室への廊下を全力で走った。
───────────────
ゼェハァと息を切らし、己の体力を恨めしく思いながらも控え室の扉の前で立ち止まる。自分の鼓動がうるさい。
深呼吸をしてドアノブに手をかけ、祈るような気持ちで扉を開けた。
「っ……!!」
そこにいたのは紛れもなくAで、こちらに気づきへにゃりと笑うあの笑顔を見た瞬間に足は勝手に動き出し、気がついた時にはもう腕の中に彼女を閉じ込めていた。
幾度この日を待ちわびていただろう。
幾星霜を超えてもう一度会えたなら─────────
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豆腐の凉宮 - 泣けるううううう所長ゆるさんんん (6月11日 23時) (
レス) @page50 id: c43eafab12 (このIDを非表示/違反報告)
ユナ(プロフ) - 匿。さん» コメント、嬉しいお言葉ありがとうございます🙇✨!!次作も楽しんでいただけるよう頑張ります💪 (2022年6月4日 15時) (レス) id: 0a5bfdbc79 (このIDを非表示/違反報告)
匿。(プロフ) - 完結おめでとうございます！話の内容はもちろん、文章の書き方や描写の表現がとても素敵で大好きです！話の最後の方は思わず目が潤んでしまいました､､､。次作も楽しみにしています✨ (2022年6月3日 23時) (レス) @page50 id: 8c41784542 (このIDを非表示/違反報告)
ユナ(プロフ) - ソラさん» ありがとうございます✨ゆっくり更新ですがこれからもよろしくお願いします! (2022年3月23日 12時) (レス) id: 0a5bfdbc79 (このIDを非表示/違反報告)
ソラ(プロフ) - 文体が大好きです！これからも応援してます𖤐´- (2022年3月22日 22時) (レス) @page18 id: 1472b690a8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ユナ | 作成日時：2022年3月11日 9時
