ごめんね…最推しじゃないの。番外 (ページ9)

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「つまり何？朝起きたらAのベットで寝てたってこと？」

「うん。そう。」

う"あ"〜！とニコニコ笑いながらソファに座る私の太ももの上でぶかぶかの服をバタバタさせる小さいセンラさん。またの名をショタら

「そんなアニメみたいな事とあるんやなぁ」

ほう、もちもち。とショタらの頬を触るお母さん。
アニメ見たいというがお母さんの受け入れの速さもまるで2次元並である。

「……いい加減Aちゃんの膝から降りろよ………痛ッたァ！！！」

横からセンラさんの手が伸びてくるがショタらはその手に噛み付いた。直ぐに手を引いたセンラさんに威嚇するショタら。まるで犬の威嚇ですご〜い可愛い。がセンラさんはイラッとしている様だ

「んやこいつ…！」

「う"ぁ"〜〜う"〜！！」

ふと気になったがこのショタら、母音しか話さない。う"とかあ"とか。あと手はバタバタするのに足は一切動いてない。そしてさらにセンラさんと言えば……

「もしかして…キョンシー」

「ぁ"う"〜？」

「あぁ！キョンシー…！やから手しか動かんのか」

バタバタとしている手を持ち上げるとなんだなんだとこちらを振り向く。ショタらもといキョンら

「ん"ん"ん"ん"〜〜ッ！！！」

思わず抱き締めてソファの上で暴れ回る。
こんな可愛い存在が居て良いのか！？良いんですか！？きゃ〜！可愛い好き〜〜キョンシー最高〜〜！！！！

「な、なんか複雑な気持ちやねんけど…」

「こんなに"推し"以外で感情露わにするの久しぶりに見たわぁ」

「うそやん……一応俺もAちゃんの推しやねんけど…」

「あ"〜」

「あ〜…クッソォ…可愛い…離れたくねぇ〜」

「Aちゃんの口調が荒れてきた！！！」

「よっぽどやな…」