未知との遭遇 ページ7
クロスオーバー気味
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「…えーっと…センラくん」
「……どしたん」
「…ここどこか分かる?」
「せやなぁ…多分都内のどこか、かなぁ…」
お母さんに頼まれ電車に乗って少し遠出をしたある日。何故か見知らぬ場所にいた。
あれ、一応東京に住んでもう4年になるんだけどなぁ…どこだろうここ。電車で見知らぬ場所と言えば某都市伝説きさらぎ駅を思い浮かべるが…思いっ切り大都会である。人も普通にいる。
「……ちなみにAちゃん駅名とか見た?」
「……………駅名ってもしかして今私たちの目の前にある…やつの事かなぁ…」
「うーん…そうやとセンラは思うねんなぁ…」
「……………Aの目が正しければ…この看板…べ、米花…」
東京、というかこの私たちが存在している世界線には絶対に存在しない駅名……ある意味きさらぎ駅だわ。
「…取り敢えず…降りてみる?」
「え、…なんか降りたら最後な気がするんだけど…」
「嫌だってほら…電車だって…もう次……えあるやんな?」
「あるある!時刻表にちゃんと表示されてる!!」
ということで恐る恐る駅から出る事に。
改札から出る時に色んな人にとんでもない顔で見られたのが余計に現実的…
「うわぁ、米花って書いてる…」
「…生きて帰れるかな…」
「Aちゃんはセンラが守るわ」
「……ありが」
この町のやばさを知ってるであろうセンラくんも怖いはずなのに…任せとき!と私の頭を撫でるセンラくんに胸が高鳴る。
と同時にかなり遠くの方から大きい爆発音が聞こえた。………なるほどね。
「あ〜〜劇場版やわ〜〜〜〜」
「う〜ん無慈悲。」
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作者名:朔間 | 作成日時:2022年4月9日 14時