ごめんね…最推しじゃないの。番外 (ページ5)

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Aと志麻そしてセンラがゲームを初めて数時間。

センラはゲームに参加した事を少し後悔した。

このゲームは敵から逃げながら、倒しながら次々とミッションをクリアしていく協力型ゲームだが、現れる敵の量、スピード、クリアしなければならないミッションがかなり難しいのである。
いわゆる鬼畜ホラーゲーム。

配信外ではあるが声を上げて殺られていくセンラ。
普通に難しいのでAも志麻も殺られてはいるがセンラは2人よりダントツに多かった。

「もういや"や"ぁ〜！！」

「頑張れ！頑張れ！うおおおおセンラァ！！」

「あ"ぁ"〜〜〜〜〜も"〜〜〜〜ッ！！！」

「センラァーーーーーーー！！！！！」

「んふっ……んふふ…」

やられるセンラをフォローしに行く志麻、
間に合わずに結局やられるセンラ。
リビングに響く阿鼻叫喚()にAは笑いを耐える。

そしてまた数時間が経ち遊びに行っていたAの弟妹が帰宅した頃

「あ"あ"あ"出来たァ！！！クリア出来たァ！！」

「まさかの全員生存エンドきたぁぁー！！！！」

「丸一日掛かるんちゃうか思ったぁ！！！！！」

Aは天高く腕を掲げ、志麻は写真を撮るが喜びのあまり連写し、センラは半泣きの状態で近くでガッツポーズしていたAの腰に抱きついたのだった。

「センラ…大胆やな…」

「あ"っごめん…！」

「気にせんで、？」

「Aちゃんが寛大な心持っとって良かったな…」

「…………Aちゃんちょっと太った…？」

「センラお前…」

「わ、わかんないッピ」

その後、志麻が投稿した
「例のゲーム全員生存エンドクリアした。歓喜あまってセンラがセンラの姪っ子の腰に抱き着いてた」
のツイートが話題になり"センラさん"と"姪っ子"がトレンド入りすることになった。