2 ページ18
千賀 side
「もーまったく。
アイス食べたいのはあの2人じゃん!
なんで、1番汗かきの俺らが買い物行くわけ?
意味わかんない!!」
自分でもわかってる。
二階堂を甘やかし過ぎてる。
「まぁまぁ、千ちゃん。
冷たいアイス食べてるタマとニカのご機嫌な笑顔見れたら、千ちゃんだってうれしいでしょ?」
額から汗を流しながら、宮田が笑顔で答える。
「宮田は優しすぎだよ」
「それはお互いさまだよ、千ちゃん♪」
楽屋から廊下に出ただけで、かなりの温度差だったが、ロビーを抜けて外へ出ると、呼吸もままならない程の暑さ。
小走りで、コンビニへ向かう。
この暑さの中、わざわざコンビニに来るお客さんもなく、涼しい店内はガランとしている。
陳列棚を横目に目当てのアイスクリームのショーケース前に来ると、色んな種類のアイスクリームが並べられていた。
「あっ、二階堂、どんなのが良いんだろ...?」
イライラもあって、アイスの種類を聞いてくるの忘れた。
「えーっと、タマさんはこのソーダ味のっと...」
みあたは玉森の好みを知り尽くしている。
「なぁ、ニカはどれが良いかなぁ...」
「えっ、二階堂はいつもどれ食べてんの?」
「...そーいえば、甘いもの苦手だから、アイスクリーム食べてるとこ見たことないかも...。
んー、無難にバニラかチョコか...
あっ、抹茶も美味そう」
わざわざ来たからには、ちょっと高級なバニラとチョコと抹茶のアイスを1つづつ選んだ。
「えっ、そんなに買うの?」
みあたの手にはソーダのアイスが2つ。
「うん。これだけあれば、どれか好きでしょ?(笑」
会計を済ませて、楽屋まで急ぐ。
「おぉ〜おかえり」
それぞれ別々のソファーで寝ていた2人が、同時に起き上がる。
「はいっ、タマさん♪
いつもの。」
宮田からソーダ味のアイスを受け取ると、玉森は満足そうに袋を開ける。
「...ニカ?
なんの味が良いかわかんなくって...」
レジ袋を開いて見せると、3つもあるカップアイスにビックリする二階堂。
「えっ、これイイやつじゃん?
3つも買ってきたの?」
「だってニカがどんなの欲しいかわかんなかったんだもん」
「そうだよな。俺、基本甘いもん食わないからアイスも久々。
でも、ありがとっ。
これ全部好きなやつ♪」
そういうと、二階堂は3つともカップを開けて、ひとくちづつ食べ始めた。
「えっ、全部食べるの?」
「せっかくお前が買ってきてくれたのに、もったいねーじゃん」
315人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
七瀬みるく。(プロフ) - ちびさん» わざわざご丁寧にレスありがとうございます!私もニカ千期待してました…。応援してます! (2020年3月14日 20時) (レス) id: aa4ebde7b1 (このIDを非表示/違反報告)
ちび(プロフ) - 七瀬みるく。さん» コメントありがとうございます♪今年もニカ千のユニット期待してたのですが・・・泣。お話は最近全く更新できてないので、頂いたコメントを期に、また頑張りたいと思います。 (2020年3月14日 20時) (レス) id: 772a04adc7 (このIDを非表示/違反報告)
七瀬みるく。(プロフ) - はじめまして。ニカ千大好きなので、ニカ千main嬉しいです。ゆっくりで大丈夫ですので、更新待ってます。 (2020年3月14日 9時) (レス) id: aa4ebde7b1 (このIDを非表示/違反報告)
ちび(プロフ) - yikumiさん» あけおめです。今年もよろしくお願いします。ホントに更新が遅くてごめんなさい。喜んでもらえて良かったです♪私は千賀担なのですが、ニカちゃんに千賀さんを重めに想って貰えると自分が満足するというのがダダ漏れですよね。まさに依存して欲しいです♪ (2019年1月3日 8時) (レス) id: 772a04adc7 (このIDを非表示/違反報告)
yikumi(プロフ) - ちびさん、明けましておめでとうございます。更新されているのを見て嬉しくなりました。千賀さんは好きって気持ちに正直というか、それが表に出る気がします。でも、照れて内に秘めている二階堂さんの方が実は想いというか依存度?が高いこともあるのかなと思いました。 (2019年1月3日 7時) (レス) id: b2d5f85776 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ちび | 作成日時:2018年4月7日 23時