白衣の彼は、保健室の守り神。

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阿部side

ご飯も食べてポカポカして眠くなる時間帯。

外からは元気いっぱいな体育の声が聞こえる。

あー、ねむ、、い、、、

佐「阿部ちゃんせんせー！！！！！！！」

俺の眠気を吹き飛ばすくらいの音量が保健室に響いた。

今日は誰もいないからいいけど、

体調悪い子がいる時もあるから静かにって言ってんのに。

はいはい、今日はなんですか、、、、

佐「みて！四つ葉のクローバー見つけたの！」

阿「体育の時間に何してるの、、、」

佐「佐久間さん運動嫌いだから応援隊！でも、途中で飽きちゃった！笑」

にゃはっ！と効果音が付きそうな笑顔を振りまいて、

運動靴を脱ぎ散らかして中に入ってきた。

佐「ふわあ、ポカポカしてると眠くなるぅ、、」

阿「こら、寝ない。またアニメリアタイしてたの？」

佐「んふ、したぁ、、嫁が可愛くて仕方ないのですぅ、、」

今にも寝そうなくらいふにゃってきた佐久間。

佐「それにねぇ、終わったあとに録画でも観たのぉ、、」

だからか、こいつがいつも以上に眠そうなのは。

阿「遅くても1時には寝てねっていつも言ってるのに。」

佐「さすがにショートスリーパーの佐久間さんでもキツいのですぅ、、」

ソファの上で完全に脱力しきった佐久間、

ああ仕方ない寝不足で体調崩されても困る。

それに今の時間は4月でも少し暑い時間帯だし。

阿「先生には言っとく、あと30分あるから寝ろ。」

佐「やったぁ、おやすみぃ、、」

すぐにすーすー寝だした佐久間の顔は、

少し赤くなってて熱が籠ってる。

こいつ、熱中症に気をつけないとな、、

なんて思いながら小さめの扇風機で佐久間に風を当てる。

こいつのこと、、寝かさなきゃ良かった、、

佐「佐久間さん復活なのです！！！」

うるさい、、うるさい、、

さっきの静かさどこに行ったのー！！！！

って俺が大声で叫びたいくらい、、、

佐「じゃあ、佐久間さん授業に帰るのです！」

阿「はいはい、今日こそはちゃんと寝ろよ！」

佐「はーい！」

ドタバタと消えていった佐久間、

俺の話絶対何も聞いてない、、


3年3組7番
氏名:佐久間 大介
生年月日: 2004年7月5日
血液型:O型
所属:ダンス部
うるさい、とにかくうるさい。中学までは陰キャらしい、高校入ってから何があった？運動は大の苦手、体育の怪我でよくやってくる。アニヲタで、夜な夜な見てるらしい。だからといって、テスト勉強は疎かにしないタイプ。身についてるかは別として。

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