白衣の彼は、保健室の守り神。

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阿部side

この前、職員会議で詳しく知ったことなんだけど。

2.3年生は1から3組が文系、4から6組が理系になってる。

選択科目以外の国数英も3クラス合同で、

応用、標準、基礎の3つのクラスに分かれてる。

そのシステム素敵だよね、大学のレベルとかにも合わせられて。

阿「今日も体調不良者は今のところなしか〜。」

そろそろ3時間目が始まる頃。

誰も来なくてみんな元気なのは嬉しいことなのに、

少し退屈してきてグッと背伸びをする。

阿「そういえば、3年理系って、、、」

嫌な予感ってなんで当たるんだろうね。

翔「阿部ちゃんせんせー、数学だりぃから休ませて。ふわぁぁぁ、」

優しく開けてっていつも言うのに、

バタンっと雑に開けられたドア。

そして、眠そうに大きなあくびをする。

阿「また来たの？そんなでテスト大丈夫なの？」

翔「いいのいいの〜、じゃあおやすみ。」

俺に有無を言わせることも無く、

ベットに寝転がって秒で寝た。

少し開いた口からはよだれが、、

授業は眠すぎると頭には入らないもんね。

1時間だけ寝かしてあげようと思ってみたものの、

阿「翔太起きて、次の授業始まるよ！」

どんなに揺すろうが叫ぼうが、

夢の中にいる翔太には効果なし。

休み時間の半分が終わろうとした頃、

舘「阿部、翔太の迎え来たんだけど。」

独特なオーラを放ちながら舘さんの登場。

あ、この人が阿部呼びの2人目。

阿「あ、舘さん。翔太まだ寝てるの。」

舘「翔太はこうやって起こすといいんだよ。」

そう言って俺には全く分からないことをし出した。

翔「うわっ！」

舘「おはよ、翔太。幼稚園の時からこうやったら起きるから。」

見せつけられる、幼なじみ、ゆり組。

尊い、尊すぎるよ、、ゆり組ジャスティス、、


3年5組30番
氏名:宮舘 涼太
生年月日: 2005年3月25日
血液型:A型
所属:弓道部
翔太の幼なじみ、多分前世は貴族。翔太の扱いのプロフェッショナル。みんな曰く実家は大豪邸、見てみたい。でも、たまに見せる笑顔とかは可愛くて仕方ない。頭は良さそうに見えて、実はぬけてる？本人は至って真面目にやっています。

3年5組35番
氏名:渡辺 翔太
生年月日: 2004年11月5日
血液型:B型
所属 :バスケ部
校内一のサボり魔。幼なじみの舘さんの手にかかれば扱いは簡単？他校の女子に“ばぶ先輩“と呼ばれてる、理由はよくわかるよ。スクバには拳くらいのサイズの、翔太に似た白い犬がついてる。でも、その子もたまには洗ってあげて。

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