白衣の彼は、保健室の守り神。

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佐久間side

今日も佐久間さんは元気ぴんぴん！

ってわけじゃなくて、なんか身体が重い。

それ以外は特に何も無いからただの疲れかな〜。

なんて次の授業の数学について考える。

ちなみに俺っちは標準クラスでふっかと一緒！

まぁ、、席は離れてるけど、、笑

チャイムが鳴り先生が入ってきて、

手に抱えた大きな封筒にみんながざわつく。

「この前の実力考査返すぞ、浅野〜。」

一人一人名前が呼ばれていって、

「佐久間。」

佐「にゃーす。」

俺の名前も呼ばれて答案を受け取りに行く。

そういえば中間考査の記憶全くないな〜。

と思いながら答案を開けば、

佐「これは阿部ちゃん先生パワーかな、、笑」

今まで取ったことないような点数が書かれてた。

毎日阿部ちゃん先生に教えて貰ってよかった。

と、ほっと1人胸を撫で下ろす。

深「よっしゃー！31点、赤点回避！！」

「深澤〜、今回このクラス赤点居ないからな〜。」

深「は、まさか俺クラスドベってこと！？」

そんなふっかにクラス中から笑いが起こって、

授業が終わり道具を抱えて廊下を歩く。

そしたら、白衣を着たあの人が歩いてて。

佐「阿部ちゃん先生〜！！」

阿「佐久間じゃないの、どうかした？」

佐「ふっふーん！佐久間さんは今回、数学で過去最高点取りました！」

じゃーん！と答案用紙も見せれば、

阿部ちゃん先生は自分のように大喜び。笑

阿「良かったじゃん！このまま期末も頑張ろうね！」

佐「は、、はい、、笑」

阿「何その間。笑」

じゃあ、次の授業があるから。と別れようとした瞬間。

阿「佐久間ちょっと待って！」

佐「はにゃ〜？」

上から下までじーっと見つめて、

佐「ふにゃぁ、なにすんのぉ〜。」

ほっぺたを両手で挟まれて顔を覗かれる。

阿「佐久間顔赤いよ？それに熱い。」

佐「ほえ〜？？」

阿「ほら、熱あるよ。」

ほっぺたにあった手はいつの間にかおでこに移動してて、

阿部ちゃん先生が心配そうに眉尻を下げて見つめてくる。

阿「一旦保健室おいで、担当の先生には連絡入れとくから。」

そう言ってグイグイと俺の腕を引っ張って、

ストンと保健室のソファに座らされた。

阿「まずは熱計って。」

がちゃがちゃと片付けをしてる阿部ちゃん先生を見つめていれば、

体温計がピピッとなって検温終了。

阿「ほら、バッチリお熱あるよ。笑」

阿部ちゃん先生がみせてきたディスプレイには、

こんな熱小学校ぶりだな〜。ってくらい高かった。

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