#幸せの方程式 の導き方。

#必要十分条件ームキムキの秘訣。 ページ30

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iw

俺の筋肉の成分は、

タンパク質というよりは糖分かもしれない。

めちゃくちゃ鶏ムネ肉とかプロテインを摂る訳じゃなくて、

毎日欠かさず食べないと死にそうになるのがチョコ。

ジム帰り、楽しみにしていたチョコを食べるため冷蔵庫を開ける。

が、しかし、、

iw「ない、、おれのちょこ、、なぃ、、」

誰かに食われた、ほぼ100の確率でふっか。

あいつ、人のもの平気で食う人間だから。

最初の頃はチョコを食べられたことに対する怒りから、

よくキレて新しいの買ってこい！なんて言ったりしてた。

で、買ってきたのはいいけどホワイトチョコ、、

俺はホワイトチョコはチョコだと認めねぇ。

あの茶色の輝きこそが、本物のチョコレートの証だ。

にしても、、おれのちょこが、、

と落ち込みながらも仕方なくココアを作ることにする。

ab「あ、俺もココア貰っていい、、、？」

iw「うん、いいぞ。」

ちょうど自室から出てきた阿部に願いされ、

食器棚から阿部のマグカップも出して作ってあげる。

俺のココア甘すぎてみんなには不評だけど、

このくらい甘くないとココアとは言いたくない。

でも、この甘さを阿部は好きでいてくれて。

ab「なんか落ち着く味がするんだよね、、」

な〜んて、お墨付きまで貰ってる。笑

軽く談笑しながらココアを飲み終え、

照がいるならリビングで勉強しようかな。と部屋に戻った。

ほんと、可愛いやつ。笑

しばらくすれば大荷物を抱えて再登場、

ドスンって効果音がつきそうなくらい重そうな教科書を置き、

ab「これ貰ったの、、ココアのお礼、、良かったら食べて？」

iw「えぇ！ほんとうに、、本当にいいのか、、？」

ab「うん、おれ、、チョコよりラムネ食べたいから、、」

とか言って、照れ屋な阿部はすぐ勉強に戻った。

その数日後、ふっかが遊園地のチケットをくじ引きで当てらたらしく。

fk「よし！これ乗るぞ！」

sk「やっべ！楽しみすぎる！」

くぃくぃっと洋服の裾を引っ張られたと思えば、

顔色が悪くて泣きそうな阿部が俺の事を見つめる。

ab「照、、あのさ、、ジェットコースター乗りたくない、、」

そーいや、こいつ絶叫系は苦手って言ってたな。

無理に乗って体調崩して欲しくないし、

正直俺もあんまり乗りたくないし。笑

iw「じゃ、俺とお留守番しようか。」

だけど、1番は阿部を1人にしたくない気持ち。

守りたい人がいるってことが、ムキムキの一番の秘訣かな。

これ、阿部本人にはナイショだよ。

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