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*
ab
朝から佐久間に引きずられてモールに来た。
今日の誕生日のお祝いかと思ったけど全然そんなことなくて。
ただ、佐久間が俺と来たかっただけみたい。
いつも期待なんてしないくせに、
こういう時だけ期待しちゃう、なんとも馬鹿な人間だ。
いや、、朝から誰も祝ってくれなかった時点で、
とっとと諦めておけばよかったんだ。
sk「阿部ちゃん、そんな浮かない顔してどうしたの？」
俺より一回り小さい佐久間がひょこっと俺の顔を覗く。
あんなこと考えておきながら、
自分で今日誕生日なんだ。って言うのが恥ずかしくて。
ab「あ、いや、、なんも、、そろそろ帰ろっか、、」
sk「うん！今日は付き合ってくれてありがと！」
そう誤魔化すしかなかった。
帰りの車内も相変わらず佐久間のお喋りは止まらないけど、
あぁ、うん、、と相槌を打つので精一杯。
少しでも気を抜いたら涙がこぼれてしまいそうで、
目にたまる水分を堪えるのに必死で。
sk「ただいま〜！」
ab「ただいま、、」
リビングにも入らず自室に戻ろうとした途端。
パンパンっと軽快な音が意識を向けさせた。
ab「うそ、、」
そこには8人がクラッカーを鳴らしていて、
壁は大きくHappybirthday!!!と飾り付けられ。
「「阿部ちゃん、お誕生日おめでとう！！」」
見たことないくらいテーブルに広げられた料理に、
お世辞にも上手とは言えない大きなケーキ。
あぁ、なに勝手に失望してたんだろ、、
さっきまで思い悩んでた自分が馬鹿らしくて、
祝ってくれたことが幸せで嬉しくて。
さっきまで辛くて堪えていた涙が、
嬉し涙としてぶわっと溢れ出した。
sk「ごめんね、阿部ちゃん、、きっと不安にさせちゃったよね、、？」
ab「違うの、、俺が勝手に、、勝手に失望しただけ、、なの、、」
fk「謝るなよ、、不安になる気持ちにさせたのは事実なんだし、、」
nb「サプライズはどうも下手くそなんだよ、俺たち。笑」
dt「ほら、本日の主役様はいつまで泣いてるの？」
舘さんの大きな手であふれる涙を拭ってくれて、
たくさんのご馳走が並ぶ誕生日席へと案内された。
iw「では、改めて。阿部、誕生日おめでとう。」
プレゼントも沢山貰って、
美味しいご飯もおなかいっぱいたべて。
クリームたっぷりのケーキは胃もたれするくらいだったけど、
この胃もたれは幸せの胃もたれかもしれない。
ab「大丈夫、、俺はひとりじゃない、、」
心にぽっかり空いていた穴が少しずつ塞がっていった。
#必要十分条件ームキムキの秘訣。→←#世界にたったひとりの大切な君へ。
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雪花(プロフ) - 合ってるかな？って思っても開かなくて。 (10月1日 16時) (
レス) id: 1656283d02 (このIDを非表示/違反報告)
えのきたけ(プロフ) - 雪花さん» 開けますが、何か問題が発生しておりますでしょうか？ (10月1日 14時) (レス) id: 1afea4884b (このIDを非表示/違反報告)
雪花(プロフ) - 白衣の彼は、保健室の守り神。あれパスワード開けるんですか？ (10月1日 13時) (レス) id: 1656283d02 (このIDを非表示/違反報告)
なぎしゅう(プロフ) - はじめまして。作品読ませていただいてて、ベッターへの登録がうまくいかずだったので、こちらも残して、更新もしていただける意向とのことで、とても有難いです。主様の現状お忙しいのは理解致しました。ずっと待てますので今後ともよろしくお願い致します。 (9月22日 12時) (レス) @page35 id: 523c246767 (このIDを非表示/違反報告)
月乃(プロフ) - えのきたけさん» 承知致しました。ベッターの基準が開放されるまで待たなければならないということですね！ 色々と聞いてしまいすみませんでした！回答ありがとうございます！ (9月14日 14時) (レス) id: 7cc8c83ca9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：えのきたけ
| 作成日時：2022年6月26日 19時
