#世界にたったひとりの大切な君へ。 ページ28
*
dt
阿部の喜ぶ顔を想像しながら作る料理ほど楽しいものは無い。
あれ、なんやかんや阿部に甘すぎ？笑
fk「だてさーん、なにか手伝うことある？」
dt「うーん、、、何も無いかな。笑」
iw「おいふっか、飾り付けしたいから肩乗れ。」
fk「うぃーす。」
なんで今日こんなに慌ただしいかって？
そりゃ、阿部がこの家に来て初めての誕生日だからね。
ケーキを作るために生地を型に流していると、
どこからか熱い視線を感じる。
nb「あ、、ばれた、、」
dt「バレバレ。手空いてるなら、果物切ってくれない？」
珍しくすぐお手伝いしてくれた翔太に感心しつつ、
ちょっと危なっかしい包丁使いにヒヤヒヤしてしまう。
そんなヒヤヒヤくんも終わりを迎えそうな頃、
mm「ご招待頂きありがとうございます。」
ru「あの、なにか手伝うことありますか？」
dt「そろそろケーキが焼けると思うからデコレーションを頼もうかな。」
kj「このこーじくんに任せなさい！」
阿部の誕生日会に招待した3人も到着。
別に始まる数分前でよかったのに、
手伝いますよ。ってあちこち動き回ってくれる。
ほんと、こんなに阿部は愛されているのに。
だけど、翔太が言っていた話によると、
いじめにあった子は自分を責め、下げる傾向にあるらしい。
自分が悪いから、自分があんなことしたから。って。
その傾向、素人の俺から見ても阿部にハマってる気がする。
nb「ちょ、クリーム多すぎね？笑」
mm「俺のあべちゃんを思う気持ちの量です、みんな仲良く胃もたれしましょうよ。笑」
目黒たちに任せてたケーキはクリームまみれ。
阿部も早くこのケーキのように重たくて、
胃もたれしそうなくらいの俺たちからの愛に気づいて欲しいな。
阿部はひとりじゃないんだよ。って。
なんか、、束縛激しい彼氏みたい、、笑
iw「あ、そろそろ佐久間たち帰ってくるって。」
dt「うし、そろそろ盛り付けるか。」
照の声掛けでラストスパートをかけ、
広いテーブルには乗り切らないくらいの料理を並べ、
真っ白の壁には目がチカチカするくらい鮮やかに飾り付けられた。
sk「ただいま〜！」
ab「ただいま、、」
佐久間の元気な声に続いて少し元気の無い阿部の声。
ドタドタとリビングに入ってきた佐久間にクラッカーを渡し、
自室に向かいそうな所でクラッカーを鳴らす。
その音に意識を向けた阿部は、
自分の置かれた上京を理解したのか、
顔を覆って子供のように泣き出した。
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雪花(プロフ) - 合ってるかな？って思っても開かなくて。 (10月1日 16時) (
レス) id: 1656283d02 (このIDを非表示/違反報告)
えのきたけ(プロフ) - 雪花さん» 開けますが、何か問題が発生しておりますでしょうか？ (10月1日 14時) (レス) id: 1afea4884b (このIDを非表示/違反報告)
雪花(プロフ) - 白衣の彼は、保健室の守り神。あれパスワード開けるんですか？ (10月1日 13時) (レス) id: 1656283d02 (このIDを非表示/違反報告)
なぎしゅう(プロフ) - はじめまして。作品読ませていただいてて、ベッターへの登録がうまくいかずだったので、こちらも残して、更新もしていただける意向とのことで、とても有難いです。主様の現状お忙しいのは理解致しました。ずっと待てますので今後ともよろしくお願い致します。 (9月22日 12時) (レス) @page35 id: 523c246767 (このIDを非表示/違反報告)
月乃(プロフ) - えのきたけさん» 承知致しました。ベッターの基準が開放されるまで待たなければならないということですね！ 色々と聞いてしまいすみませんでした！回答ありがとうございます！ (9月14日 14時) (レス) id: 7cc8c83ca9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：えのきたけ
| 作成日時：2022年6月26日 19時
