放課後の生徒会室 (ページ42)

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生まれて初めてのこの状況に

私は呼吸が出来ないでいる

「あ、あの、る...き？」

　

あの瑠姫が私のことを好き？

冗談ではないくらい瞳の奥が潤んでいて、

私の頬にそっと手を添える

瑠姫「やっと言えた...好き、好きだよA」

瑠姫の手はあたたかくて、

見つめる瞳が優しくて、

私はなんて鈍感だったのだろうと気付かされた。

「るきっ、私ね...」

瑠姫「うん、いいよ、わかってるから。

他の人が好きでも俺はAが好き。

それだけは何年も変わらないよ」

いつも私を揶揄っても必ず帰りは送り届けてくれること、

電車では絶対に泣かせてくれて駅で起こしてくれること

私の好みを何でも知ってること

瑠姫の優しさを思い出したらキリがなかった。

瑠姫「ほら、なんでお前が泣くんだよ！泣きたいのはこっちだわ笑」

かがんで私の涙を指で拭うと、

私のことを優しく抱きしめた

瑠姫「あ〜言っちゃった、もっと最高のシチュエーションで言いたかったのに」

「なにそれ」

瑠姫「もう幼馴染に戻れないのか」

「そんなこと、」

瑠姫「キス、しちゃったしね？」

「ちょ///そっちが勝手に」

瑠姫「ふっ、Aのファーストキスもらっちゃった〜」

「///」

恥ずかしすぎて瑠姫の顔は見れなかった