放課後の生徒会室 (ページ5)

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豆と景瑚にダンスの振り付けと

全校生徒に教える係を任せて、

私と純喜と瑠姫で騎馬戦とリレーの進行を担当することになった。

隣では豆と景瑚が曲に合わせて、

ゆるく踊る。

「うわあ、2人とも凄いね。

なんか勝手に体が動いちゃってるって感じで、

かっこいい」

頭をかいてへへへって嬉しそうにする豆と、

「いやいや、まだ何もできてないっすからね、」

と相変わらず憎まれ口を叩く景瑚。

しばらくすると、

景瑚「Aさーん、じゅんきち、瑠姫くん、ちょっとここに入って。」

純喜「おい！じゅんきちって何やねん！先輩やぞ」

景瑚「いいから、早く！」

床に番号が書いた所に並ぶ。

豆「ちょっと最初のフリだけやってみたいなって思ってて、」

そう言って曲をかける。

豆と景瑚はおそらくついさっき出来上がったであろう振り付けを完璧に踊る。

つま先から指の先まで綺麗で、

見惚れる私たち

豆「はい！一回ここまで。」

ぽか～んと口を開けてる純喜に、

おい、戻ってこーいと瑠姫が言う。

純喜「いや、だってさ、上半身と下半身全く違う動きしてるで？」

景瑚「じゅんきち、それがダンスなんですよ」

私たちも思わず笑った。

豆がカウントをしながら、ゆっくり振り付けを見せてくれる。

純喜を笑ってる場合ではなく最初のステップから

つまづいてる私...。

景瑚「おぉ！るっくん流石っす！」

豆「できてます！できてます！もう曲に合わせられそうですね！」

瑠姫「さすが俺、何でもできちゃうな～」

純喜と私は恨めしそうに瑠姫を見つめた。

やっぱり瑠姫は何でも器用に出来てしまう。

昔からそう、

純喜「なんで、瑠姫はできて俺はできんねん！

なんかめちゃくちゃムカつくわ！」

そう言って

がんばるぞおぉ！ってめちゃくちゃでかい声で

気合を入れる。

景瑚「いやいや、そんな気合入れる振りでもないっつーか」