放課後の生徒会室 (ページ40)

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純喜「あー！めっちゃ楽しかったなあ？」

パレードは終わっているのに、

純喜の周りだけが輝いているように見える気がする...

豆「僕もめっちゃ楽しかったです〜」

駅まで歩いていると、

景瑚に肩を組まれた。

景瑚「Aさん、これからも相談乗りますよ？」

ニヤニヤしながら顔を覗き込んでくる景瑚

絶対に私のことを揶揄って面白がってる

「な、なんのこと？！本当に景瑚といると目立つからはやく離れて！」

純喜「せやで！景瑚！Aから離れえや！！」

なぜか純喜が声を大にして注意する。

景瑚「うわぁ〜純喜くん、彼氏気取りやめてくださいよ〜！」

「なっ」

純喜「は、はあ？！//」

景瑚の彼氏という単語に反応して顔が赤くなってしまう自分が嫌になる...
もうっ、純喜にバレませんように...

瑠姫「A！俺らこっちだろ、帰るぞ！」

「はいはい、」

若干気まずい雰囲気が流れた中、

瑠姫が助けてくれた

電車に座ると疲れがどっときて、

眠りそうになってしまった。

瑠姫「寝ててもいいよ、俺起きてるから」

......

駅に着くギリギリに瑠姫が起こしてくれて、

まだ半分寝ぼけながら歩いた

瑠姫「おいっ、危ないぞそんな歩き方したら」

「だってぇ〜...眠くて」

フワフワしていて、瑠姫に手を引っ張られながら

家まで歩く

「わあ！なに？！急に止まらないでよ」

瑠姫「......」

急に瑠姫が足を止めるから、

瑠姫の顔が目の前にきた

「...どうしたの？瑠姫」

瑠姫「俺、やっぱ無理かも」

「な、何が...？」

瑠姫「俺誰にもAのこと渡したくないわ」

「？」

瑠姫が何を言ってるのか意味がわからなかったけれど、

瑠姫が私の目をじっと見つめて、

その目の奥が潤んでいるように見えた

「瑠姫、泣いてるの？」

瑠姫「ばか、泣くわけないだろ」

私のおでこに自分のおでこをくっつける

心臓の音が聞こえてしまいそうな距離

幼馴染歴15年以上の私たちの歴史の中で、

史上最強に近い距離に瑠姫がいる

瑠姫がいつもみたいに揶揄ってるのとは違う雰囲気

「ち、近いよ」

離れようと瑠姫の胸を押したら

そのまま瑠姫に手を引っ張られて

生まれて初めてキスをした

瑠姫「好き、Aが好き、

もう隠したりできないわ。

でもお前鈍すぎるからちゃんと言うよ？

俺の彼女になってください」