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瑠姫side
沈黙が続く。
気まずい空気は自分のせいだ。
Aはまるで俺の話の意図を理解していないようだった。
変なの瑠姫って顔をして、
黙って俺の後ろを歩く。
13年間抱えた想いが
大切すぎて、
どうやって伝えれば良いかわからない
いっそ、簡単にいつものテンションで
デート行った帰り道という最高のシチュエーションで
好きだから付き合えって言えたら...
他のAのことが好きな、
にわかファン達のように
メールで好きと送れたら。
どんなに楽だろう。
.
「じゃーね、瑠姫」
Aが家の扉に手をかける。
名残惜しさを微塵も残さずに去っていく姿に
嫌でも俺らの関係を崩すことが難しいことに
気付かされる。
「A！」
「また行くぞ、映画」
「はいはい〜」
せめてもの俺の抵抗、
まだまだ素直に言えそうにない俺。
かっこわる、俺。
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緑(プロフ) - 新作おめでとうございます！恐らくですが名前が反映されていないです(T_T) (2021年6月14日 15時) (
レス) id: 70fd815c99 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：enogu | 作成日時：2021年6月14日 12時
