放課後の生徒会室 (ページ1)

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16:00

授業が終わって、

目立たない教室のドアに手をかける。

「まただ......」

窓際に1年生で1番可愛いと言われてる女の子

目をうるうるさせて、

見つめる先にサイテーなオトコ

女の子のほっぺに手をあてて、

持て余してる長い足を曲げてかがむ

女の子は少し背伸びをする、

それ以上はさせるか、

とドアを勢いよく開けようとする

「ちょ、ここはっ生徒会室っ、

瑠姫「けーご、ここは生徒会室だって何回言ったらわかるんだよ。」

「る、るき」

景瑚は、ん？と私たちを見て、

あぁ、ごめんいたのねって笑った。

心なしか女の子の睨む目が怖い。

ハンターのような眼差しだ。

景瑚「ふふっ、続きは今度ね？」

女の子は景瑚の言葉に顔を赤くして、

カバンを持ち、生徒会室を出る。

私たちのことは見えていないようだ。

「ちょっと本当に景瑚、いい加減にしてよね！

生徒会クビにするよ！」

「いいんすか、Aさん、俺いなかったらやばいっすよ」

ふって鼻で笑う。

恐ろしほど顔が綺麗で憎たらしい。

景瑚は、有名なアパレルメーカーの社長の息子で、

インスタのフォロワーは数十万とやらで、

読者モデルもやっているとか、

ゆえに、学校では人気者だし、

景瑚が生徒会にいることですんなりいくことも

多いのだ。

女癖が異常に悪いことと、

生徒会室に女を取っ替え引っ替え連れ込むこと以外なければね...