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類said ページ13

気を失うようにして、俺の腕の中で眠るAの顔には涙の跡。


Aを守るように俺の前に出る総二郎とあきら。


総「おまえら…ッ」


美「なに言ったんだよ!?
Aがこんなキレてるなんて相当だぞ」


司「俺らに喧嘩売ったらどーなるかわかってんだろーな?」


「ひぃっ、あ…ごめんなさッ」


美「せっかく牧野が何事もなく納めてくれようとしたのに、、なんの反省もしてねーよーだな」


総「まぁ、Aを危険な目に合わした時点で初めっから許す気はなかったしな」


類「で、もう一度聞くけどAに何したの」


「わ、私は何もしてなッ」


類「じゃあ、牧野に何した」


「それは…ッ」


優「あの人たちがつくしに死ねば良かったのにってッ」


「あんたは黙ってッ……っ!?」


ガシャーーンッ


司「あ?」


「きゃあああッいたぁ…」


「百合子…ッ道明寺さん!!やりすぎだわっ」


司「やりすぎだぁ?
よくそんなことが言えたもんだな?」


思わず言葉を失った。
死ねば良かっただと…ッ。
その言葉は、きっとAの心に深く突き刺さったはずだ。

昨日の夜もAは震えていた。
体が冷たいからだけじゃない、Aは怖がっていた。

Aはあの暗い林の中で1人絶望して死を覚悟していたのかも知れない。

今にも消えししまいそうなAを必死にかき抱いた。
静かに涙をこぼすAに気づかないフリをして。


美「ちょっと、おイタが過ぎるんじゃねーの」


総「自分のダチが死にかけた、挙句には死ねば良かったなんて言われて…ねぇ?…チッ」


美「こりゃ、まじで司の言う通り冬眠中のエサにでもした方がいいんじゃね?」


総「お前らさ、司の女に手ェ出しといてよく無事で帰れると思ったよな。てか、せっかく牧野が司を止めたのにお前ら馬鹿だろ」


司「お、俺の女って…」


類「…この状況で照れんなし」


なぜAを1人で行かせてしまったのかと、後悔する。でも今は…、


総「馬鹿だなぁ…、Aにはカッコいいナイト様がいるんだぜ?」


「まぁ…

「「「1人だけだと思うなよ?」」」


夜は長い。

今更後悔しても遅い。
泣き喚こうが、許しを乞おうが手遅れだ。

許されると思うなよ。


―――――

更新が遅くて申し訳ないです(汗
亀更新ですが、これからも地道に更新していきます!
応援の程、宜しくお願い致します^ ^

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悠人(プロフ) - 笑-syou-さん» わー!!ありがとうございます^ ^ (2018年8月16日 17時) (レス) id: d8668a7442 (このIDを非表示/違反報告)
笑-syou-(プロフ) - 面白すぎてほんの二、三時間も経たないうちに第1話から読んでしまいました!!すごく面白くて最高です!!続き楽しみにしています(*´∇`*) (2018年8月15日 20時) (レス) id: df31ea3944 (このIDを非表示/違反報告)
悠人(プロフ) - 英国紳士の緑さん担当さん» 花のち晴れは見てないので、書く予定はないです! いろんな方からそのような事を聞かれるので、見て見たくなってきました…σ(^_^;)(笑) (2018年8月15日 16時) (レス) id: d8668a7442 (このIDを非表示/違反報告)
英国紳士の緑さん担当 - すみません!質問です!このシリーズが完結したら、続編で花のち晴れの方も書いていくんですか? (2018年8月15日 15時) (レス) id: 800a476244 (このIDを非表示/違反報告)
悠人(プロフ) - みゃーはなさん» シンプルにめっちゃ嬉しいことを言って下さるみゃーはなさんも文才です…ッ! (2018年7月27日 23時) (レス) id: d8668a7442 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:悠人 | 作成日時:2018年5月17日 12時

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