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バッと後ろを振り返る。
視界に入るのは忙しなく動くスタッフと各自動いてるメンバー達だけ
たらりと先程までの汗とは違う不快な冷や汗が頬を伝う。
もう一度赤い便箋に目視線を戻した。
誰かのが紛れたのかも、誰かが間違えて入れたのかもなんて淡い期待は『Aへ』と小さく右端に書かれた文字に崩れる。
完全に俺宛だ。
見ない方がいいことはわかっていても、怖いもの見たさにごくりと唾を飲み込み封を開け、おそるおそる内容を確認した。
そしてすぐ後悔した。
紙いっぱいに書かれた『赤い文字』
あまりにも赤い、ペンでも絵の具でもない
それが 血 だとすぐに分かった
内容はとても口に出せないほどおぞましい執着心が現れていた。
それを上から下へと読んでいき、最後の文に言葉を失った。
『私はずっとあなたの近くにいるのに何故気づいてくれないの？』
ドクンッ
心臓が肋骨を飛び出そうなほど飛び跳ねた
『私』ということは女か？
いや、わざとそう書いて成り済ました可能性もあるだろう
……関係者は何百人もいる。
もしかしたら、今この場にいるかもしれない
ぐしゃりとその手紙を握りしめ、カバンの奥に突っ込んだ。
M「車が来たから準備できた人から乗ってってくれー」
あり得ないと思っていても、マネージャーすら疑ってしまった。
急に誰も信用できなくなって
そんな絶望感に苛まれると同時に誰かが肩に腕をまわした。
JN「A、準備できてんだろ？一緒に…おい、どうした、顔色悪いぞ」
いつも同じくらい早めに準備を終える俺に声をかけに来たジンが顔を覗き込んだ。
ただそれだけで、すぐに気づかれた。
「……ちょっと疲れがドッときたかも」
心配そうなジンにへらっと笑う。
おかげで少し落ち着いた。
そうだ、メンバーがいる…俺が唯一心底信頼できる人たちが
JN「早く車いくぞ、移動時間あるし寝とけよ？」
さりげなく腰に手を回し、支えるように歩くジンにありがとうと呟く。
JN「ジミナ‼︎ お前をおぶったから、Aが体調崩しただろッ」
なんてふざけたように大声出すから、準備が途中なジミナが飛んできた。
JM「えっ⁉︎僕の体重⁉︎減量したのに…」
若干涙目になってんだろうが
「ジナ…、違うジミナ冗談だ。
3日間の疲れがドッと来ただけだから、いつも通り休めば治るよ」
大事にしようとするジンを睨むが、1人楽しそうに腹を抱えて笑うその横を横切って足を進める
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悠人(プロフ) - ぴさん» ううう、、待っててくださった方がいらっしゃるなんてTT ありがとうございます！！またすぐ更新できるよう頑張ります💪 (2月12日 22時) (
レス) id: 41cdf3f506 (このIDを非表示/違反報告)
ぴ(プロフ) - 楽しみにしてました！更新ありがとうございます…！ (2月12日 13時) (レス) @page10 id: 9dcff58a0e (このIDを非表示/違反報告)
悠人(プロフ) - 虹猫さん» あけましておめでとうございます！ 今年もよろしくお願いいたします^ ^ (1月6日 22時) (レス) id: 41cdf3f506 (このIDを非表示/違反報告)
虹猫(プロフ) - 悠人様あけましておめでとうございます！！今年も素敵なお話し楽しみにしております(*^^*) (1月3日 8時) (レス) id: 54042604b6 (このIDを非表示/違反報告)
悠人(プロフ) - 虹猫さん» お久しぶりです！いつもありがとうございます！！ (11月25日 15時) (レス) @page5 id: 41cdf3f506 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：悠人
| 作成日時：2023年7月8日 18時
