21 ページ21
JN「おはよ」
寝ぼけた頭のまま起き上がると何かが背中から落ちた。
あ、ブランケット…
JN「ジョングガがかけてくれたんだ、後でお礼言うんだぞ？」
「あ…うん」
JN「その目の隈、寝れてないの？」
ちょんちょんと指された目の下
「ありがたいことに仕事が忙しくてね、ジナだって目の下……隈できてるぞ」
JN「俺だってめちゃくちゃ忙しいんです〜」
そりゃそうか。
今じゃ、防弾少年団をテレビで見ない日はないんじゃないかってぐらいだし
「撮影終わったのか？」
JN「終わったよ」
「帰らないのか？」
JN「Aは？」
俺は…あ、、
冴えてきた頭に助手の存在が浮かんで、慌ててスマホをポッケから出した。
そこにはメッセージが入っていて『片付けて先に帰ってますね〜。落ち着いたら詳しく聞かせてください♡』と送られてきていた。
げっ、コレは完全に見られてたやつだ。
はあ…とため息をついたら、腕が重くなって横からジナが覗き込んでた。
JN「‥‥何コレ、ハートマークついてるんだけど？」
「お前と俺が一緒にいるとこ見られてたんだよ、どう見ても揶揄われてるだろ」
JN「でも、ハートはないだろ」
口をへの字に曲げるジンに本当に変わらないなと笑みが溢れた。
そんな俺の顔をじっと見つめたまま口を開く
JN「……A、またカッコよくなったよね」
「そ、そうか？まあ、ジナは元からカッコいいけど」
JN「ばっ‼︎ 」
「ㅋㅋ、耳真っ赤」
どんどん首から顔まで赤くなっていくジンに今度こそ笑いが止まらなくなった。
JN「笑いすぎだって…」
「ごめんㅋ、ていうか皆は？」
JN「退勤して宿舎帰ってるよ」
「おいおい、ジナも帰んなよ」
JN「A置いて帰れるわけないでしょ」
「起こせよ……」
JN「気持ちよさそうに寝てたから、起こしちゃ悪いなって」
「別に」
“いいのに”そう続けるはずだった言葉は、ジンの瞳に吸い込まれる。
JN「ねえ、A。俺明日休みなんだけど」
ドクン
その言葉が”ナニ”を意味するのか、そんなのジンの顔を見ればすぐに分かった。
波打つ心臓がうるさい
「………じゃあ、俺ん家来る？」
JN「うん、いく」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 760人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
チューリップ(プロフ) - 大好きでした！！！完結おめでとうございます！！ (2022年4月23日 10時) (
レス) @page24 id: 2409b1b6c7 (このIDを非表示/違反報告)
アイル(プロフ) - 土日が楽しみになります！！ (2022年2月19日 20時) (レス) @page16 id: c22b03b3bd (このIDを非表示/違反報告)
Ka - 返信ありがとうございます！2話も更新してくださったんですね。これからも楽しみに待ってます！ (2022年2月6日 23時) (レス) id: 18e7d85617 (このIDを非表示/違反報告)
悠人(プロフ) - Kaさん» ま、毎日！？ 基本的に土日に更新するので、土日どちらかに遊びにきてくださればええんですよ！？(たぶん) でも、そんなに待ってくれてるとは…めちゃくちゃ嬉しいですTT (2022年2月6日 10時) (レス) id: 3b4c229fc2 (このIDを非表示/違反報告)
Ka - 毎日楽しみに待っています！ (2022年2月6日 10時) (レス) @page12 id: 18e7d85617 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：悠人
| 作成日時：2021年12月19日 1時
