どうも、BTSの長男です4(男主)

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友達と別れてさあ、帰ろうと歩き出そうとした時ポツリと上から雫が落ちてきた。


空を見上げれば雲行きが怪しい。
まあ、こんぐらいなら大丈夫だろうと余裕こいてたら…


「まさかこんな降るとは思わないじゃん…」


屋根のあるところでぽつりと呟いた。
一歩踏み出せば土砂降りの雨


ここから近くのコンビニは確か徒歩10分くらいかかる。
大粒の雨を前に踏み出せずにいた。
ずぶ濡れでコンビニに入ったら、注目されるだろうし嫌な顔されるかもしれない。
それは大変堪える。


「マジか…」


なんて呟いてれば、2人組の男女が駆け込んできた。


目深に帽子を被る。


不審そうに見られてるのを感じて居心地悪く感じた。


心の中で「すみません…俺も雨宿りしてまして…」なんて伝わりもしない言い訳を長々と語った。


直ぐに興味をなさそうに横でイチャつきだしたので、非リアには大変こたえた。


ぐっと拳を握り、心中で涙を流す。


俺だっているもんねと(恋人じゃないけど…)、謎の対抗心が湧き出てきて唯一宿舎にいるであろうユンギにカカトクを送った。


作業に集中して2時間は気づかないかもなんて思ってたら思いのほか直ぐに返信が来た。


早く返信きたは良いが案の定、来れなそうだったので諦めて走ろうかと思ったらスマホが震えた。


スマホに映る「민윤기」


ニヤッと笑いスライドした。


「もしもし」


怒ってるように低めの声を出して、スマホに耳を当てた。


迎えにきてくれると聞いて、
調子にのってたらブチ切られそうになって焦る。
切られてないことを確認して、今いる場所を告げたらすぐに切られた。


………本当に迎えにきてくれんのか？


そこで、今いる場所が車が通りづらい道なことに気づいた。


少し移動しとくか…意を決して飛び出そうとした瞬間腕を掴まれた。


「うおっ」


後ろに引き戻され、何かが背中に当たる。

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