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海「大したことじゃないかもしれないじゃない。
忘れてることを思い出そうとするときって、重要なことに思えちゃうものだよ」


な、に言ってんだよ、。
俺と類の悩み傷つき成長してきた、今までを否定しないでほしい。
思い出すことを諦めないでくれ。
俺を見つめた瞳を消してしまわないで。


足元が崩れ落ちていく感覚がした。


牧「あ!こんなとこにいたっ。ねえ屋上にいたよー」


司「おーA来てたんだ。連絡したのに返信ねーからよ」


ぽんっと、置かれた肩に手にハッとなる。


「あぁ、ごめん。気がつかなかったわ」


うまく笑えてるかな。


総「よ!海ちゃん」


海「ども‼こんにちはっ」


牧「あんたなの?最近よく周りうろちょろしてるのって」


美「おい牧野…」


海「うろちょろ?ネズミみたい。
あたし前歯が大きいから、よくネズミ見たいって言われてるの。この前会ったよね?中島海ですっ。よろしくね!」


牧「うっ」


総「しかし、類。おまえ面会通ってから3日でもうこんな所まで登れるよーになったんか」


類「うっさい」


海「いいなー。こんなにたくさんお見舞いが来てくれる友達がいて。あたしのM女の友達なんてただの骨折でしょって冷たいんだよー」


総「それは冷たいな。ところで3年?」


海「うん!」


総「まじ!?同い年じゃん!合コンしよーぜ。合コン」


はぁー。思ったよりキツイな…。ほんとっ
震えそうになる足。誤魔化すようにその場を離れようとしたが、腕をガシッと掴まれる。


司「どこ行くんだよ」


「トイレ」


顔を上げられない。
だから司の顔が見れないけど、わかる。
なんか怒ってる…気がする。
逃げてばっかな俺に、司はきっと怒ってる。


…けど、今の俺には確認することもなだめる気力もない。


海ちゃんは事情を知らないんだ。しょうがない。
そう言い聞かせないとやってられない。


嫉妬して焦ってる俺が嫌だ。
俺に話してくれない類。
海ちゃんと話す類。
俺の目を見ない類。
海ちゃんの目を見て話す類。


全てが嫌だ。

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悠人(プロフ) - レイナ丸さん» ありがとうございますTT なんて最高級な褒め言葉なんだ!! (2019年7月3日 0時) (レス) id: 64b118ada9 (このIDを非表示/違反報告)
悠人(プロフ) - クロりんごさん» 全く同意です(・・;) (2019年7月3日 0時) (レス) id: 64b118ada9 (このIDを非表示/違反報告)
悠人(プロフ) - みかんちゃんさん» コソッ(・Д・)ノ[続編] (2019年7月3日 0時) (レス) id: 64b118ada9 (このIDを非表示/違反報告)
レイナ丸(プロフ) - 海ちゃん、きみは全読者を敵に回した。そして作者様貴方もこんな素敵な作品を作るだなんて罪な人!更新楽しみです!カバディしながら待ちますね!! (2019年7月2日 15時) (レス) id: 0d2b714c98 (このIDを非表示/違反報告)
クロりんご(プロフ) - やっぱ海ちゃん性悪だなぁ……ひええええ (2019年7月2日 14時) (レス) id: 738c9471c2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:悠人 | 作成日時:2019年5月5日 20時

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