【花より男子】花沢類の幼馴染 8 (男主)

アイソ ページ7

美「ってことがあったんだよ。俺だけじゃマジで無理だって…」


ほとほと疲れはてた様子のあきらに、視線を彷徨わせる。


類「お疲れさま」


総「あったまきた‼今日という今日は許さねえっ‼絶交だっ。あのバカっ」


「まあ、落ち着けって」


そんで今日、総二郎の家に集合する連絡が入った…と。


総「落ち着け？俺のこと顔見てそれをゆーか？」


総二郎の自慢の顔も傷だらけだ。
2人の喧嘩なんて、そう見れるもんじゃない。
むしろ…


類「ぷっ」


総「笑ってんじゃねーよ、るいっ」


類「だってさ初めてじゃん。2人がやり合うなんて。見たかった」


「俺も」


総「…どーせ、おまえらはお楽しみだったんだろーが」


類「下品だよ。ね、どっちが強かった？」


あ、それは俺も気になる。


美「んー、互角やや司」


総「とにかくっ、俺はもう愛想尽きた。口も聞きたくねえっっ」



「「「アイソ？」」」



「んなもん、みんなとっくに尽きてんじゃん？」


なぁ？と問いかけた俺に2人も「「うん」」と首を縦にふった。
何年付き合ってると思ってんだよ。




その夜。ゆっくりテレビを見ていると。

明間原漁村で焼きとうもろこしを売っている牧野の姿が偶然映り込み、類はリモコンをポロリと落とした。

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