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反応 ページ29

「む、無理無理!嫌だってッ」


抵抗しても、俺の上に乗っかられてる時点で分が悪い。
いとも容易く抵抗も抑えられた。
ちくしょ、油断した。てっきり諦めたかと思ったのに。


亜「何あんた、震えてんの?
おい、経験あるんだろ?その類って奴と」


「はぁ…っはぁ…黙れ。男だからこそ相手が誰でもいいわけじゃない…」


亜「お、おい、A?…落ち着いて呼吸をしろ」


そんな落ち着け言われて落ち着けたら、とっくにッ。
焦れば焦るほど、苦しくなってくる。


亜「…かみつくなよ」


呟くように囁いた亜門。
パニック状態の俺にその声は届かなかった。
気付いた時には……、


「ふ…ッ…んんッ!?」


色気もクソもない口付けだった。
きっと目の前のこいつにとっては、人工呼吸のつもりだったのかもしれない。


亜「…ん…大人しくしろって」


「やめろッ」


亜「落ち着いた?」


でも、俺には恐怖でしかなかったんだ。


「…うっ…い、嫌だッ」


亜「え、どーした?尋常じゃねぇ震えだぞ」


はっ、はっ、と必死に酸素を吸う。
なんで、今更また…ッ。


類から離れたから?
どうしようっっ。


ぐいっと引き起こされて、気づくとそいつの腕の中だった。


亜「悪かった。もうしない。だからゆっくり息をすって…吐け」


トントンとリズムよくたたかれる背中。


なんで、家でこんな目に遭わなくちゃなんないんだ。
心と身体がバラバラになっていく。


心のバランスがとれなくなっていく。
…何も考えたくない。


亜「…嘘だろ。寝たのか?…子供かよ」


…たすけて。

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悠人(プロフ) - なるさん» わーー!!よかったです!!Rタグ付いてしまったのでもしかしたらコメントも見れないかもとドキドキしてました(~_~;)一気に…だいぶ長編なのにありがとうございます^ ^ カラットさんですか!確実に趣味が合いますねㅋㅋ楽しんでいただけると嬉しいです! (6月12日 23時) (レス) id: b1a7650ccc (このIDを非表示/違反報告)
なる - 悠人さん» 別端末から失礼します!わざわざリンクを貼っていただきありがとうございます!見れるようになったので一気読みしました!海ちゃんのところは自分も胸が痛くなりました…!悠人さん最高の作品をありがとうございます!セブチも好きなので読みます! (6月11日 22時) (レス) id: 984f7da6fe (このIDを非表示/違反報告)
悠人(プロフ) - なるさん» トップにリンク貼りました!Rタグで見れてない可能性もあるのでRでも閲覧出来るようになってるか確認をお願いいたします^ ^ (6月11日 17時) (レス) id: b1a7650ccc (このIDを非表示/違反報告)
なる - 一話どこにありますか、、! (6月10日 12時) (レス) @page3 id: 0a7ce356e9 (このIDを非表示/違反報告)
賢志郎(りん)(プロフ) - 1話がどこにもない (2020年3月28日 15時) (レス) id: 66de5526d5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:悠人 | 作成日時:2018年10月7日 8時

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