番外編_冬 ページ36
「力くん」
電話がなり、それをとると私は彼の名を呼ぶ。
季節が冬になるにつれ、彼は私のことを名前で呼びはじめて私も彼を名前で呼び始めたのだ。
「明けましておめでとう、A。」
時刻は0:00。
彼の明けましておめでとうを一番最初に聞いたのは多分私だろう。それが嬉しくてたまらないし、心がほっこりする。
「明けましておめでとう、力くん。」
私の明けましておめでとうは、今年最初だ。
力くんに明けましておめでとうを言いたいがために電話前に一時間前から待機していた。
今日は初詣。
着物を着る勇気はないけど、二人並んで初詣に出掛ける。
お参りしよう。
御神籤を引こう。
君と一緒なら、どんなおみくじでも大吉だ。…引く意味ないって思うかもしれないけど、貴方と一緒に色んな事をしたいの。
『今』この瞬間、貴方が好きだから。
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桜餅(プロフ) - 素敵な作品でした、縁下くん罪な男ですね。 (2021年4月5日 17時) (レス) id: 7911da50c3 (このIDを非表示/違反報告)
朱音 - 縁の下くん私も好きです!更新頑張ってください! (2019年11月9日 16時) (レス) id: 3635743cb6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:コンタクトるり江 | 作成日時:2019年10月28日 21時