北一1年ズは今日も何だか（頭が）おかしい。

VSぶりっ子4 ページ19

「今日のドリンクは私が作りました。」

(((((全部聞こえてたんだなぁ………)))))

((きっと聞かれてたなぁ………))


乃華ちゃんが作ったから平気だと思い、飲みだす5人。

「ぅごベッうえごっは……」

「………薄い………」

「しょっぱ…………………」


((してやったり。))

「萌音ちゃん、ちゃんとやった？」

「なっ!?乃華さんどういう事⁉」

「ふぇ？今日はぁ、萌音ちゃんがぁ、ドリンク作ったんでしょぉ？さっきぃ、じぶんでぃってたじゃなぁぃ！」

『そうよ。あ、あとタオルも用意してくれたんだよね。』

「そっ、そうです。」

タオルなら……


という考えが甘いのだ、及川、金田一。


「くっさ！」

「うぇ……」

『あれぇ？もしかして萌音ちゃん、洗ってない方持ってきたの？ちゃんと置いてある場所言ったじゃん！人の話は聞こうね？』


(((((俺達の犠牲はどうでもいいのかよ)))))


((彼らの犠牲はどうでもいいなぁ))



だんだんクレイジーガールの思考に侵されていく乃華。


「影山。」

「金田一。」

「国見。」

「何？用が無いのに呼ばないでよ。」

「お前が始めたんだろ⁉」

「いや、A達がバチバチしてて暇だな、と。」

「出番…………………ｽｸﾈｪﾅ｡」

「「言ったら負けだと思ってた。」」

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