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「馬鹿じゃ・・・馬鹿じゃねぇの・・」
悟の情けない鳴き声と嗚咽が響く
「今まで、、何してたんだよ」
『・・・・色々とあってね
”北海道”にいたんだよ』
ポンポン、と背中を叩くと
抱きしめる力が強くなる
「 随分な登場だな、A 」
『やっぱり硝子か
髪の毛、伸ばしたんだな』
「・・・バカ」
硝子は顔を背け泣いている
あれ、1人足りなくない?
『なぁ、傑は?』
いつも人を遠回しに子馬鹿にしてた
あの夏油傑の姿が見えない
『任務か?』
そう聞くと悟が口を開く
「あいつは ”呪詛師” になった」
『・・・・なんだって?』
悟の口から言われた言葉は
なんとも信用できない・・・いや
したくない言葉だった
あの傑が、呪詛師に?
そんな
「今、どこで何してるかは分からん
彼奴もAが生きてるって知ったら・・・
きっと喜んでたろうな」
と硝子
呪力を持ってして人を殺してしまったのか
「A」
顔を悟の冷たい手に包まれる
「 もう、いなくなるな 」
流れる涙
掠れた声
久しぶりに見た悟の顔は
大人びていて
それでも
私はお前をここまで追い込んでしまっていたんだな
『あぁ、もういなくならないよ』
笑いながら
コツンとおでこをくっつける
『硝子もな!』
「・・んっ」
恥ずかしそうにしながらも
硝子ともおでこをくっつけ昔のように笑いあった
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ミンミンゼミ(プロフ) - 饅頭こしあん派さん» あ、、、ありがとうございますm(_ _"m)持病と課題でテンテコマイですが頑張ります!文才がカスですがどうぞ最後までこの小説を楽しんでください・・・! (2021年10月12日 12時) (レス) id: d4b6eee348 (このIDを非表示/違反報告)
饅頭こしあん派(プロフ) - 面白くて一気見しちゃいました!更新頑張ってください! (2021年10月11日 20時) (レス) id: d12f11bbbc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ミンミンゼミ | 作成日時:2021年8月16日 17時