Rivoluzione della felicit

ルーチェ・プリマヴェーラ ページ27

「手紙書けよ！！！」


『うるさいなぁ・・・分かったってば』


「房太郎はAに近づきすぎんじゃねぇぞ」


「人妻には手を出さないよ」


『おい』




悟からのうるさい見送りを後にし
イタリアへと出発し


15時間飛行機に揺られ やっとイタリアへついた





『すごい・・・
航空出ただけでも綺麗なんだなぁ』



気温は少し暑く、観光客も多い



「タクシー拾う？」


『うぅ〜ん・・・歩いてホテルまで行こう
金は無駄使いしたくないし』

【ワン！】


『ほら、オモチもそう言ってる』



ガラガラとキャリーケースを引きずり
スマホで地図を確認しながら歩く


が、全くたどり着かない




「・・・なんでピンささないんだよ」


『分からないんだよ！
最初から房太郎が見てくれれば良かったじゃないか』



「だってスマホ、初々しくて面白いんだもん」



『もぉ〜ッ！！！！』



イライラし始めたころ
ドンッと人にぶつかってしまった




『spiacente!(すみません!)』




後ろを振り向くと
金髪の少年が尻もちをついてしまっている




しまった






「Dove stai guardando e camminando!!!(どこ見て歩いてんだよ!!!)」







パチリ





綺麗な緑色の瞳と目が合う






深い 翡翠色の瞳







「Qual è il problema con te? Adriano(どうしましたか?アドリアーノ)」



奥から友人だろうか、
2，3人こっちに向かってきている




「どうした？A」



房太郎も気にかけて声をかけてくる




しかし、今


そんなことはどうでもいい









『君・・・・君は・・・っ！』



「あんた、”俺の夢”に出てきてた・・・っ！」









花が咲く



黄色く、小さな可愛らしい花







”幸せ”を呼ぶという花が

2人の”再開”を喜ぶかのように風に舞っていった

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