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確かに
今こいつは私に”ごめんね”と謝ってきた
ナゼ?
何故呪形が謝る?????
『・・・っ!』
パッと目を開くと嬉しそうに笑っていたはずの顔は
目を閉じており悲しそうな顔をした方が私を見下ろしていたのだ
その顔は、なぜか見覚えのあるような気がして
目が離せない
【
呪形は私の頭を撫でかと思うと
今度は抱きしめてきた
『なっ___』
プスッと音を立て
呪形につけられた呪具が身体に刺さっていく
『い゛っ』
しかし呪形は私から離れるどころか
抱きしめる力がドンドン強くなっていく
【
しかしその言葉は本当に
悲しそうで
苦しそうで
辛そうで
(・・・・・死ぬ覚悟で来たんだ)
震える手で呪形を抱きしめ返す
『 菊理媛神 』
呪霊は人の負の感情から生まれる
なぜ、人は死ぬとき負の感情だけを
置き去ってしまうのか
それは、きっと、
誰にも”受け入れてあげなかった”からだ
私は そう思う
(さよなら)
自然と涙が流れる
ゆっくりと目を閉じる
それはもう赤子が寝るように
永遠の眠りにつくかのように
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ミンミンゼミ(プロフ) - 饅頭こしあん派さん» あ、、、ありがとうございますm(_ _"m)持病と課題でテンテコマイですが頑張ります!文才がカスですがどうぞ最後までこの小説を楽しんでください・・・! (2021年10月12日 12時) (レス) id: d4b6eee348 (このIDを非表示/違反報告)
饅頭こしあん派(プロフ) - 面白くて一気見しちゃいました!更新頑張ってください! (2021年10月11日 20時) (レス) id: d12f11bbbc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ミンミンゼミ | 作成日時:2021年8月16日 17時