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高専に戻ってから一睡もせず
呪形に対する作戦を立てていた
のだが
「なんで俺は行っちゃいけねぇんだよ」
『あのな、悟・・・駄々こねるなよ
もう決まったんだから』
「そうだぜ
案外五条さんって頑固なんだな〜」
房太郎は全くもって関係ないが
割と良い案をくれるので話に入ってもらっていたのだ
1時間ほど話して決まったことは
簡潔に言えば”浅川地下壕には私1人だけで行く”
という事だ
理由としては
”印を刻まれた者”と”印を刻んだモノ”以外を
あの呪形が受けつけるかどうか
悟の話ではあかねと行った時は
そこまで影響はなかったと言っていたが
あかねは本家の人間ではない
私に刻まれている印が一番強い呪いであろう
「それにしてもAちゃん
本当に五条さんと同期?」
と房太郎
『色々あったんだよ
その話はまた今度な』
「ふ〜ん・・・」
房太郎はニヤニヤとしながら
横目で見てくる
なんか腹立つな
「俺の知り合いでさ、
Aちゃんと同じような子の話を聞いてさ」
『へぇ〜・・・私に似てるってことは
目の色が赤いとか?』
「う〜ん、そういうことじゃないんだよねぇ」
なんて話していると
悟がバンッと思いっきり机を叩いた
叩いた、というよりも壊した、と言う方が
正しいのだが
「俺のAといちゃつくんじゃねぇよ」
「うわ〜、これまた面倒くさい男だ」
房太郎はケラケラ笑っている
『私、お前のモノになった覚えは無いぞ』
「俺のモノなの!!!!!!」
悟の殺気は一瞬にして消え
私にガバッと抱き着いてくる
なんだこいつ
犬かよ
『とりあえず、あかねの命もかかってるんだ
明日私1人だけで行って祓ってくるから
ついてくんなよ』
「ハ?ダメって言ってんだろ」
『うるせぇな
ガキじゃねぇんだから言うこと聞けよ』
と言うとシュンとした顔で
私の顔を見てくる
今度はまるで仔犬の様だ
(うっ・・・そんな顔すんなよな)
大概の女の人はこれで許しちゃうんだろうが
私は違う
『これは私の血統の問題だ
私が解決する』
”呪形”と私はいわば繋がっている状態
呪形は1人で待ち続けている
ならば私も_______
覚悟を決めなければならない
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ミンミンゼミ(プロフ) - 饅頭こしあん派さん» あ、、、ありがとうございますm(_ _"m)持病と課題でテンテコマイですが頑張ります!文才がカスですがどうぞ最後までこの小説を楽しんでください・・・! (2021年10月12日 12時) (レス) id: d4b6eee348 (このIDを非表示/違反報告)
饅頭こしあん派(プロフ) - 面白くて一気見しちゃいました!更新頑張ってください! (2021年10月11日 20時) (レス) id: d12f11bbbc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ミンミンゼミ | 作成日時:2021年8月16日 17時