・ ページ11
直感でここがあの”浅川地下壕”だと
理解できた
この禍々しい気迫と
ジメジメとした空気
そして
『い゛っ・・』
左手に刻まれた六芒星の刺青が
ジクジクと痛み出したのだ
呪力の大きい・・・特級並みの気配
これが何年もの呪いが蓄積して生まれた呪形の
残穢なのだろうか
「中、入るぞ」
『え、もう行くのか？
私だって直ぐ祓えるわけじゃあないんだぞ』
「そんなこと百も承知さ
話した呪形はこの地下壕のまた地下さ」
無理矢理鉄格子を外し
中を歩き進んで行く
『ッ、、』
進んで行くにつれ
どんどん痛みが増していく
呪形が近いのだ
『さ、悟 やばい
気持ち悪くなってきた・・・
息も、、しずらい、、、
能が・・揺れる・・』
「おいっ！」
地面にしゃがみ込み頭を抱える
＿＿＿＿
＿＿＿
聞き取れないはずの言葉と
日本語が頭の中で交差する
自己中心的な考えで犠牲となり
今もなお祓われず、蘆屋家の人間を呪う事しか
報復するすべを持たない悲しい”者達”の力を
今全身で感じているのである
「Aッ！」
『うっ・・・いい、奥に行こう
呪形が・・・・待ってる・・・・・・
そういった瞬間悟は私の体を抱き上げ
また瞬間移動をしたのか
気づけば地下壕の外にいた
『ﾋｭｰｯ…ﾋｭｰｯ…』
「おい！A、しっかりしろ
ゆっくり息を吸って吐け
大丈夫、俺がいる」
優しくゆっくり背中をさすってくれる
まさか、ここまでとは思わなかった
強い怨念が身体を蝕んでいく
ご先祖様たちはとんでもないことしてくれたものだ
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 113人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「呪術廻戦」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ミンミンゼミ(プロフ) - 饅頭こしあん派さん» あ、、、ありがとうございますm(_ _"m)持病と課題でテンテコマイですが頑張ります！文才がカスですがどうぞ最後までこの小説を楽しんでください・・・！ (2021年10月12日 12時) (
レス) id: d4b6eee348 (このIDを非表示/違反報告)
饅頭こしあん派(プロフ) - 面白くて一気見しちゃいました！更新頑張ってください！ (2021年10月11日 20時) (レス) id: d12f11bbbc (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ミンミンゼミ | 作成日時：2021年8月16日 17時
