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西へ向かうにつれ
ドドドドッという音と共に
地面が揺れ動いている
「どうした!こっちは遊び足りんぞ!
有坂閣下の” 坊や ”に挨拶しろッ!!」
と鶴見の怒号が聞こえる
見れば大きな機関銃で
囚人を撃ちまくっている
『やめろっ!』
「ッ!」
機関銃はガランッと音を立てて
転がっていく
『囚人を殺す必要はないはずだ!
意味もなく命を殺すな!』
「君がいる事は分かっていたが
こんな早く会えるとは」
鶴見はこれっぽっちも悪びれることもなく
狂った笑みを貼り付けている
『 菴輔蜿ッ隨代縺 』
そんな鶴見に苛立ち
口を開くと思いもしない言葉が出る
(今、なんて)
自分でも分からない言葉に困惑する
「アシリパはどこだ」
そんな声に現実に戻される
『・・・それはこっちのセリフだ』
落ち着け
落ち着け落ち着け・・・
『牛乳、アシリパたちは?』
【ギュウ・・・ゥゥゥ】
涙目になりながら顔を横に振る牛乳
場所までは分からない、か
『ここは危険だ
さっさと監獄から出ろ』
ここにいても意味がない
その場を後にしようとしたとき
カチャリ
周りを見れば兵士たちが銃を構えている
「君は死んでもらっては困る
付いてきてもらうぞぉ〜?
蘆屋A」
”アイツ”の気配が近くなる
きっと”アイツ”も私の呪力を察知して
こっちに来ているのだろう
『・・・伊弉諾』
地面がツタのようにうねり始め
兵士たちの銃を潰し壊していく
あぁ、
困ったことになった
気配が直ぐ傍まで迫っている
そして、
暗がりの中から現れたのは_____
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ミンミンゼミ(プロフ) - 山猫さん» コメントありがとうございます。体調は徐々に良くなってきましたがワクチンやらなにやら打つためまた悪くなりそうです・・・(笑) 面白いと言ってくれてとても嬉しいです(^▽^)これからも更新していきますのでよろしくお願いしますm(_ _"m) (2021年7月30日 17時) (レス) id: d4b6eee348 (このIDを非表示/違反報告)
山猫(プロフ) - とても面白いです、ゆっくりで良いので体調に気をつけながら書いてください。更新楽しみにしてます! (2021年7月26日 22時) (レス) id: 182d2e66db (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ミンミンゼミ | 作成日時:2021年4月22日 8時