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135* ページ2

Aが消えて1年になった


現場から跡形もなく消えてしまったAは
当然死亡扱いとなった



その3か月後、星漿体の天内理子が殺され
傑が呪詛師となった




何も守れなかった末路だ



何が最強だ



俺は、大切な物1つだって守れなかったんだ




「おい」


「・・・んだよ」



振り返ると久しく見ていなかった硝子がいた



「見下ろしてんじゃねぇよ」

「へぇ〜そういうこと言うんだ
良い情報もってきてやったのに」



その手には紙が握られている


「情報?」


「そ
あんたAのこと、諦めてないんでしょ」



渡された紙の内容を見てみると
そこには蘆屋家についての内容がビッシリと書かれていた



「あの任務でAの死体は見つからなかった
だけど確かに呪霊によって攻撃された

・・・蘆屋家はある‘’特級呪霊‘’との関わりがあるみたい

あとは自分で調べろよ」



そういって出て行く硝子を後に
内容を見ていく




______________________________
1920年 第二次世界大戦がはじまる19年前


蘆屋家の者が大日本帝国陸軍と手を引き
呪霊を死んで間もない人間の身体に癒着させることで

心臓を射抜かれようとも
頭を吹っ飛ばされようとも

祓われるその時までずっと動き続ける兵器(人形)
実験を繰り返しながら開発してきた

その実験には史上最悪の呪術師
加茂憲倫も関与していたことが判明


しかし、実験を進めるにあたり
加茂憲倫が途中で行方不明となり実験は失敗に終わる


多くの犠牲者を出した実験場は
呪霊の巣窟となり今は結界が貼られ封印されている

中には特級に指定された呪霊が2体確認されている

実験場は東京 八王子市 浅川にある
地下壕で行われていたもよう

指揮官となった蘆屋信幸 本堂獅子 と
地下壕にいた者たちの消息はいまだ不明

蘆屋典敏の呪力の残穢を追ったところ
地下壕の入り口の先に続いていたもよう

____________________________



資料を読み進めていくが
今まで聞いたこともない話が記述されている



昔から蘆屋家は‘’落ちこぼれ‘’のレッテルが貼られている
それはAが生まれるずっと前からだ



それは何故だ?



呪力をもってしてすぐに死んだ兄
呪霊と人間の子供を産んだ姉
呪力の無い弟



それだけじゃない



蘆屋家は加茂憲倫と手を組み
呪術師とありながら呪霊を生み出していたのだ

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作者名:ミンミンゼミ | 作成日時:2021年4月1日 22時

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