ステーキと白石のヘソクリ2 ページ3
「まず、鹿肉は強火で焼きすぎると固くなるから
このナイフの背の方で叩く」
「こう？」
「もっと力強く！」
「こ、こう！？」
固くなった鹿肉が
ドンドン柔らかくなっていく
「よし！
今度はこの塩と胡椒をこの肉に振りかけて
馴染ませろ！」
「こ、こう？」
優しく揉み込む杉元
お前、優しすぎるよそれは…
「そしたら上からｸﾞｯｸﾞｯと押す」
杉元から変わり
肉をｸﾞｯｸﾞｯと押し込む
「そしたらそれは放置して
今度は''タレ''をつくる
白石のヘソクリで凄いの買ってきたんだぞ」
「凄いの！？」
アシリパが異様に食いつく
「……じゃーん！
''ごま油''さ！
ごま油を大量に使うぞ！
細かく切った生のネギに塩とニンニク、
胡椒を入れてごま油をタプタプになるまで
入れてよくかき混ぜて…………
はい！完成！」
「「「おおお〜！」」」
キラキラと輝くごま油に
三人が釘付けになっている
「よし、今度は鹿肉を焼くぞ」
油を引いたオハウ用の鍋に
鹿肉を入れ焼いていく
(ミディアムレアぐらいがちょうど良いか)
いい匂いがクチャに広がっていく
うん、お腹空いた
「まだか！？まだか！？A！」
「もうちょい……………
よし！出来た！！！」
鹿肉を引き上げ
素早く切っていく
「タレをかけて、出来上がり！」
「「「おおおぉ！」」」
「たんとお食べ」
そう言うと三人は
ガッツくように肉を貪る
「ヒンナヒンナ！」
「ヒンナだぜ…」
「美味い…これ、なんて料理だ？」
「んん〜アメリカとかでよく食べられてる
''ステーキ''ってやつだね
美味しいっしょ
肉をただ役だけじゃ固くなる
だから揉んだり叩いたりして繊維を
柔らかくするんだ
鹿肉なんて放置すれば固くなるの早そうだしね
美味しくて何より」
「また作ってくれ！」
もうアシリパの顔が可愛すぎて辛い
そんなに美味しかったか？
もぉ〜
「いいよ
また作ってあげる」
優しくアシリパの頭を撫でた
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今日の作者の晩御飯です。
タレは大量のごま油の中にネギやら
刻んだニンニク、塩を入れます。
塩は固形が残ってたら尚美味しいですよ
｢焼肉パンチ｣っていうのを入れるのも良いですよ
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作者名：ミンミンゼミ | 作成日時：2021年2月17日 21時
