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寒い夜を寝ずに迎え
目がギンギンの状態で焚火を起こす





「こ、こここれ
本当に大丈夫なのか?」


「あぁ、
必ずヒグマは匂いを辿ってここに来る」



谷垣の言葉を信じ
草むらの中へ身をひそめる




(そういや谷垣はマタギって言ってたな)


一見優しくて堅実そうな男が
なんで第七師団なんかに入ってたんだろう

マタギなら故郷で狩りをしてればいいのに・・
なんで自分の命が危なくなるようね戦争なんかに
身を投じるんだ






いや、私達呪術師と同じなのかもしれない



人が安心して暮らせるように
戦わなくてはならない


第七師団も呪術師も
根本的なところは同じなのかもしれないな




「おい、来たぞ」



谷垣に声を掛けられ
焚火の方を見てみると遠くに兵士が銃を持って
佇んでいるのが見える




焚火の煙でまんまと来たわけだ






その後ろにはヒグマの姿




(やられる!)


そう思った時には
ヒグマの強烈な一手が兵士の頭を直撃した




「来たっ!」



ヒグマは兵士に覆いかぶさる

あのままだと死んでしまうぞ
尾形はあの兵士を見捨てる気なのか!?



(仮にも仲間だろ!)




銃を撃てば
その発砲炎で見つかってしまうことは
尾形にとっては分かり切っていること


しかし、尾形には致命的なミスがあった
それは谷垣が銃を持っていないと思っていること




ダンッ




という銃声と
ヒグマの悲鳴が響く




「スゥ_____」




谷垣は単発銃を構え
大きく息を吸う



そして






ドンッ



弾が命中した





「勃起!!」

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ミンミンゼミ(プロフ) - シベリアさん» あ、本当にですね?!申し訳ないですっ………見落としてました……指摘ありがとうございますm(_ _)m今日、訂正させていただきますっ! (2021年2月6日 0時) (レス) id: 42f5c91fcb (このIDを非表示/違反報告)
シベリア - 杉本の「もと」の漢字は正しくは「元」のはずですよ〜。 (2021年2月6日 0時) (レス) id: 6190847555 (このIDを非表示/違反報告)
ミンミンゼミ(プロフ) - シマさん» あ、ありがとうございますぅぅぅぅぅ!まだ学校の課題だったり土日はバイトだったりで更新頻度が遅いかもしれませんが頑張ります!これからも「慧眼と金塊」をよろしくお願いします! (2021年1月31日 18時) (レス) id: 0fbf39fe02 (このIDを非表示/違反報告)
シマ(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです...更新楽しみにしてます!! (2021年1月31日 4時) (レス) id: 45cbfee02a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ミンミンゼミ | 作成日時:2021年1月19日 18時

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