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24話を少しだけ返させてもらいました
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「・・まえらのために!」

「食え、オラ!!」


「・・れは、酒に・・」


「「「アハハッ ウフフフッ」」」




陽気な声が聞こえてくる


てかうるせぇな
何してんだよ



「・・おい」

「起きたか、A!」


起きた瞬間アシリパが直ぐに駆け寄り
私にスプーンを突き付けてきた



「・・・なにこれ」

「チタタプだ!
もう鹿のの味噌は食べちゃったから無い!
寝ちゃうAが悪いんだぞ〜??」



「脳みそ・・?」


何だかアシリパのテンションが可笑しい
顔も赤いし何より、酒臭い


「おい杉本
アシリパに酒飲ませたのか?!」


「違うよぉ〜?
勝手に飲んでたんだよ〜」


こいつも凄い酔ってるな



「おい杉本ぉ、チタタプ残ってるぞ
全部食えっ!」

「もぉう、オナカいっぱい」

「なにぃ!?
お前っ!!!」


アシリパが横にいた白石を
ぶっ叩いた


もう誰が誰だか判別できていないんだな



「おいおい、そこまでに、、」


そういうが聞く耳持たずに
アシリパは立ち上がり



「懸命に走る鹿の姿
内臓の熱さ 肉の味!!!

全て鹿が生きた証だ

全部食べて全部忘れるなぁ!!

それが獲物に対する責任の取り方だ」



この子は・・・本当に子供なのだろうか

いや子供なんだろうけど考え方やサバイバル力、
命に対するモノの考え方が素晴らしいと言っていいほどの物だ


尊敬に値する


(責任の取り方、か)


そんなのあまり考えたことがなかった
呪いを殺してはい、終わり

ただ任務をこなせばいいと思っていた
呪いと向き合ったことなんて無かったな


こんなこと言ったらきっと
悟に「気持ちわりぃ」なんて言われるんだろうな



「チタタプ、うまーい!!!」


「あ」


何故か分からないが
屋根を突き破るアシリパ

まったく
こんな小さいクチャで
ジャンプなんてするんじゃないよ・・



「おい白石、
今日毛皮商人から聞いた話をしに来たんだから
早く教えてやれ」


「あぁ!そうだった
杉本、俺たちがここに来たのは
街である情報を掴んだからだ

金塊の暗号を
体に彫られた囚人の情報さ」



そうして私たちの街で得た話を
説明していった

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山猫(プロフ) - とても好きです面白いし最高です。 (2021年7月26日 17時) (レス) id: 182d2e66db (このIDを非表示/違反報告)
ミンミンゼミ(プロフ) - お粥??さん» コメントありがとうございます。うまく文章が書けてるか心配ですがそう言っていただけて嬉しいです! (2020年12月17日 8時) (レス) id: 0fbf39fe02 (このIDを非表示/違反報告)
お粥??(プロフ) - とても面白いです!これからも無理をしない程度に頑張ってください (2020年12月16日 22時) (レス) id: 8cc28a00da (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ミンミンゼミ | 作成日時:2020年12月16日 13時

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