嫉妬 ページ6
JW「Aヌナ！」
「えっ、ジョンウォンくん⁉︎」
もう帰ったはずじゃ……。
って、もう六時だから、三時間くらい待たせてたってこと⁉︎
JW「すみません、勝手に待ってて……」
「そ、それは大丈夫なんだけど……待たせたよねっ、ごめんね」
JW「いえ、僕が一緒に帰りたかっただけなので」
きゅん……。
頬をかきながら、恥ずかしそうにそう言うジョンウォンくんが可愛くて、心臓が跳ね上がる。
JW「それより……あの人、誰ですか？」
「え？」
ジョンウォンくんの指差した方を振り返ると、こっちに走ってきているパクくんがいた。
「パ、パクジェイっ⁉︎」
JY「や、やぱり一人で帰らせるのは、よくないと、思って……」
本気で走ってきたのか、息が切れて言葉が途切れ途切れになっている。
「大丈夫……？」
JY「ああ……それより、そいつ……」
「ジョンウォンくんのこと？ジョンウォンくんは……」
JW「Aヌナの彼氏です。そう言うあなたは？」
こ、この状態、恥ずかしい……。
ジョンウォンくんのことを紹介しようとすると、
肩をぐいっとひっぱられて自然とジョンウォンくんの体にすっぽりはまって、暖かさを感じる。
「……クラスメイトだよ。ただの」
た、ただの……？
JW「Aヌナは僕が送るので、パク先輩？は安心して帰ってください」
ニコッと言う効果音がつきそうなほど笑顔でそう言う
ジョンウォンくんの口は笑っていない気がしたけど、
き、気のせいかな……？
JY「……そうか、じゃあなイム A」
「う、うん。また明日ね」
少しだけジョンウォンくんを睨んでから校門を出て行ったパクくん。
JW「……ヌナ」
「ん？」
JW「もう金輪際あいつと関わらないでくださいね」
「えっ⁉︎」
金輪際……？
あいつ……？
いつものニコニコしているジョンウォンくんからは
想像できないほど怖い顔をしていて、びっくりしてしまう。
「パク ジェイはいい人だよ……？」
JW「……そうでしょうけど……はぁっ……」
「だ、大丈夫？」
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作者名：うぉんにゃん=^_^= | 作成日時：2023年10月1日 15時
