私は ページ12
……え？
YJ「A、学級対抗の時間。……A？」
……え？
YJ「……Aーっ！」
「ひゃいっ！……あ、ユジンちゃん」
YJ「ひゃいっ、じゃない！もう出番」
「う、うそっ⁉︎」
流れているアナウンスをよくよく聞くと、確かに学級対抗の走者が呼ばれている。
「わ、私、行ってくるね！」
YJ「ほーい」
うぅ………パクくん、どういうつもりで言ったんだろう……。
って、それはパクくんに失礼だよねっ！
うぅ……。
さっきからこれの繰り返しで、頭の中がパク ジェイでパンクしそう。
JY「イム A、大丈夫か？」
「パっ、パク ジェイっ⁉︎だっ、大丈夫だよっ⁉︎」
JY「ほんとかよ。……ま、頑張ろうな」
「う、うんっ！」
な、なんでそんなに平然としてるのぉ〜⁉︎
さっきの会話はなかったかのように振る舞うパク ジェイに、余計に混乱してしまう。
こんな気持ちで学級対抗走れるかなぁ……？
そんな心配をしたせいなのか、使命なのかはわからないけど、私と同じレーンで走る人が
全員運動部というとんでもないことになってしまった。
こんなの、絶対に無理だよぉ……。
前の人がどんどん走っていって、自分の番が近づくごとに胃がキリキリと痛む。
「次の走者、前きて」
うぅ……回ってくるの早すぎだよ……。
あっという間に自分の番になって、ピストルが鳴る。
わっ！
いろんなことを考えすぎたせいか、足がもつれて、出遅れてしまう。
サイアクだ……。
あんなに練習したのに……。
どんどん引き離されていって、順位が低くなる。
せっかく先に走ってた人が上位に入ってくれたのにっ……。
JW「がんばれっ！」
……っ。
声のした方を見ると、ジョンウォンくんと目が合った。
JW「Aヌナっ！がんばれ！」
……よしっ！
しっかり前を向いて、足を踏み出す。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 32人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：うぉんにゃん=^_^= | 作成日時：2023年10月1日 15時
