僕だけみててね、先輩。 (ページ2)

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JW「僕は学級対抗リレーと、色別リレーと、借り物競走と、騎馬戦と……ですっ！」

「お、多くない？大丈夫？」

JW「大丈夫です！ヌナにかっこいい姿、見せたいので！」

男の子らしい顔でガッツポーズをしたジョンウォンくん。

さすが運動神経がいい人は違うなぁ……。

私、運動音痴だからな……。

はぁ……。

JW「ヌナ、僕のこと見ててくださいね？」

……っ⁉︎

少し上目遣いで私の手をそっと握り、そう言うジョンウォンくん。

可愛いとかっこいいの狭間で死んじゃいそうっ……。

YJ「そこ……また……イチャコラしない……」

「しっ、してないよっ！」

え？

隣のユジンちゃんを見ると、まだ目を瞑ったままで、夢の中。

ね、寝言か……。

恥ずかしい……。

JW「じゃあ僕、もう予鈴なるので教室戻りますねっ」

「う、うん、またね」

先生「コラーっ、一年！廊下を走るなー」

JW「すみませんっ！」

来た時と同じように元気よく走っていくジョンウォンくんを手を振って見送って、

私もユジンちゃんを連れて教室に戻った。