終わりのカウントダウン 1 ページ10
巫家の当主は不思議な力を会得する。
巫家の当主しか身に付けられない力。
しかし巫家の当主でも最初からこの力を使えるわけではない。
当主の死期が残り一年を切った時に現れる力。
だいたいの当主はこの力のコントロールが出来ないまま死んで行く。
しかし巫家45代当主、巫夢生は違った。
力が発動した時から完全にコントロール出来ていた。
極めて異例と言っても過言ではないだろう。
「・・・最も、夢生姉に力についての知識なんてこれっぽっちも無いけどね。」
巫夢生の妹、巫夢依は歴代当主が書き記し、繋げてきた手記を読んでいた。
さっきの説明は夢依のが姉の力について調べた結果をまとめたもの。
「最近夢生姉が人を操ってたりそんな感じがしたから調べてみたけど・・・やっぱり夢生姉に死期が近づいてるんだ・・・」
夢依の顔は曇ってしまう。
姉の死が近づいていることをこんな形で知ってしまいショックを隠せなくなる。
寿命が伸び力が消えたなんて記録は何処にもない。
巫家当主が身に付けてしまう力は人を操るもの。
時には力を押さえられず暴走してしまう事もある。
夢生が人を操るなんて真似はよっぽどの事がないかぎり絶対にしないだろう。
夢依は立ち上がり手記を本棚に戻していく。
最後の一冊を戻した時体から力が抜ける。
「うううう・・・うああああああああっ」
涙がとどめなく溢れてくる。
止めたいのに、止められない。
夢依はそれから小一時間、目が腫れるまで泣き続けた。
目の前で両親を亡くした夢生の方が絶対に辛かった。
それは分かってる。
でも、涙は止まりはしなかった。
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弓乃 - ああぁ！泣きますよ！白百合さん！勘久郎かっこいい。私もこんないい小説を書くことができるようになってみせます！ (2018年3月6日 23時) (
レス) id: c667c09de5 (このIDを非表示/違反報告)
白百合未来(プロフ) - いや・・・病院じゃないです。すみません、ちゃんと説明してなくて。書き直します。 (2017年10月8日 13時) (レス) id: c7f9f2e6e7 (このIDを非表示/違反報告)
ハロハロ(プロフ) - …。今時の病院っていうかかなり前から手にスイッチ握らせて落ちないよう固定して、何かあったら即座に看護師呼び出せるようになってるし、バイタル監視してて脈拍やら何やらに異常があったらすぐにくるはずですが (2017年10月8日 12時) (レス) id: e0ea4177aa (このIDを非表示/違反報告)
白百合未来(プロフ) - ありがとうございます！本当にこんな駄作を読んでくれて感謝です！ (2017年9月27日 6時) (レス) id: c7f9f2e6e7 (このIDを非表示/違反報告)
夜桜(3DS) - 面白いです！泣いてしまいました！続き頑張ってください！応援してます！ (2017年9月26日 23時) (レス) id: 087e77f5b6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白百合未来 | 作成日時：2017年8月28日 8時
