病室 ページ35
「夢生、久しぶりスね。」
車から降りて最初に目に入ってきたのは
優しく笑い手を振っている勘久郎だった。
「勘久郎！」
私は走って勘久郎のもとに行く。一応病人なのだが。
「体調が大分良さそうスね。走れるなら。」
「なによそれー。膵臓やっちゃっても走るくらいは出来るんだから〜」
軽く話した後、入院するためにいろいろ手続きのようなものをして指定された病室に向かう。
勘久郎は手続きをする場所まで私を送ってくれた後、自分の仕事に戻っていった。
「わお、ひろーい。別に個室じゃなくて良かったのに。」
「何を言ってるんですか？あなたは十八家の当主様なのですから。このくらいは当然です。」
看護師さんにハッキリと言い切られた。
「何かあったらすぐにナースコールを押してください。こちらも脈拍などを監視していますが万一という場合もございますので。それでは。」
礼儀正しい事に看護師さんは一礼して部屋を後にした。
うん、ごめんね看護師さん。もうそれ小さい時からいっぱい訊いたよ。
私は荷物を片付け、本を読み始める。
何冊か持ってきてるので暇にはならないだろうと思っていたがそうでもなかった。
「字、読むの疲れた・・・」
そう言って私は本を閉じる。
本を閉じた後、私は寝たらしい。
午後１時だったはずが午後６時になっていた。
起きたのは勘久郎に起こされたから。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 23人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
弓乃 - ああぁ！泣きますよ！白百合さん！勘久郎かっこいい。私もこんないい小説を書くことができるようになってみせます！ (2018年3月6日 23時) (
レス) id: c667c09de5 (このIDを非表示/違反報告)
白百合未来(プロフ) - いや・・・病院じゃないです。すみません、ちゃんと説明してなくて。書き直します。 (2017年10月8日 13時) (レス) id: c7f9f2e6e7 (このIDを非表示/違反報告)
ハロハロ(プロフ) - …。今時の病院っていうかかなり前から手にスイッチ握らせて落ちないよう固定して、何かあったら即座に看護師呼び出せるようになってるし、バイタル監視してて脈拍やら何やらに異常があったらすぐにくるはずですが (2017年10月8日 12時) (レス) id: e0ea4177aa (このIDを非表示/違反報告)
白百合未来(プロフ) - ありがとうございます！本当にこんな駄作を読んでくれて感謝です！ (2017年9月27日 6時) (レス) id: c7f9f2e6e7 (このIDを非表示/違反報告)
夜桜(3DS) - 面白いです！泣いてしまいました！続き頑張ってください！応援してます！ (2017年9月26日 23時) (レス) id: 087e77f5b6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：白百合未来 | 作成日時：2017年8月28日 8時
