検索窓
今日:2 hit、昨日:1 hit、合計:882 hit

お夜。 ページ4

シャークん視点

なんか…演劇部が二泊三日、学校て過ごすらしい。
それで校長から夜の見回りを頼まれた。

……勝手にやってりゃいいだろ。なんで俺たち生徒会を巻き込むのか。

なんて思いながら廊下をあるいていると、ガシャン、と
音がした。

背筋が凍りそう。
俺は恐る恐る教室の扉を開いてみると。床に座り込んでいる一年生?がいた。

ジャージについている苗字の刺繍が白色だったから一年、か。

その一年の女子は気付かないのか、こちらを向かない。

何かをあったのか。

そっと近付いて話し掛ける。
「お、おい、」
わからないのか、肩をトントンと叩いてみるとその女子は

黒いはちまきを目に巻き付けていて、耳栓をして、口にはガムテープを貼っていて。

誰にされたのか。

あと名前も聞かなきゃ。

まずは…ガムテープ、耳栓、目隠しを取らなきゃ話にならない。

俺は、ガムテープを取ろうと口元に手を伸ばすが、
その手は彼女の手によって叩き落とされた。

「〜!〜〜〜!!」

「っ…。」
そこに、一人の女子が一人来る。

「アリス?休憩時間。おやつを食べましょ?」
同じ部活の人らしい。

「あ、あぁ。シャークん、さん?どうしたんですか?」
「え、これって…」
「?演劇の練習ですよ。」

同じ部活の人が目隠しと、耳栓、ガムテープを剥がす。

「おやつの時間。行こ?」
「……。」
正直、演技なのかがわからない程、アリス、と呼ばれた一年の目は死んでいた。

目が見えていないように見える。

耳も聞こえない。口も聞けないように。
「おやつ。今日はね、チョコがクッキーに挟まってるやつ。食べに行こ?」

よく見ると、同じ部活の人は、2年生。名前を見るに、神田、と言うらしい。

神田さんが、アリス(と呼ぶことにしよう。)の肩を叩いてみると、その手を思い切り叩いた。

パシンッ

本気で叩いた音。

「っ、アリス!」
「……。」

アリスは、ふらふらと歩いていき、教室を出ようとした。
が、扉は机によって塞がれている。

「…〜〜〜〜!!〜〜!」

続き→←夕方



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 7.0/10 (3 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
3人がお気に入り
設定タグ:ワイテルズ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:歪曲家 | 作成日時:2021年5月2日 17時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。