tantalizing (ページ1)

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深夜2時、コンビニ、片想い [JM] ページ1

《Your side》

「…らっしゃいませー」

耳障りな来店の音楽と共に反射的に挨拶する

カチ、コチ、と音が鳴る方へ目を向けると
黒く短い棒は、2を指していた

うわぁ…バイト上がるまであと何時間よ

そうは言っても仕方がない、なんせこの時間にシフトを入れたのは他でもない私なんだから
そしてこれはすべて自分の夢のため、夢の………

あ、やべぇ寝てた。

半分白目を剥きながらレジに立っていると
またあの耳障りな音楽が

「…ったくめんd))いらっしゃいませ～！！！」

最近良くいらっしゃる！麗しの美青年！！
そして絶賛片想い中の彼！！！！！！
今の私の状態じゃただの変態みたいだけど笑

彼はチラリとこちらに目を向けると、少しはに
かみ、いそいそとドリンクコーナーへ向かう

はっ？えっ、可愛い…どうしよう、とてつもなく
可愛いんだけど……

JM『これ、くださいっ』

破壊力530000の笑顔を私に向けて
彼は数本の飲み物をレジに置いた

………可愛いな！！！
なんだ、くださいっ、って！しかもなんか笑顔だし#%"&$*
ぁぁぁぁあああぁ！語彙！！！

真顔をなんとか保ちながらレジ打ちしてると
なにやらモゾモゾする青年

JM『あの、おねーさんは、、、』

「えっ？」

このお餅みたいな天使、今なんか言った？