勢いだけで船を飛び出したものの逃げた先の地球が思っていた以上に住み心地が良くてしばらく住み着くことにした神威の彼女ちゃんのお話。

原因 ページ3

はい。どうも、Aです。

神威の彼女、やってます……今のところは。

皆さんももうお察しの通り、そう。
絶賛喧嘩なうです←

喧嘩の原因？
よくぞ聞いてくれました((聞いてない

最近さ？神威は他の星行っては戦闘戦闘戦闘で…構ってくれないどころか私もしかして空気ですか？レベルに相手してくれなくなってたの。だからずーーーーーーっと！構ってアピールしてたのにさー！アピールどころかもう『かまって？！』って言ってたし？！なのに…！あの男そんなんフル無視よ？！あっきらかに暇そうなくせして｢忙しい｣｢後でね｣｢仕事あるから｣の一点張り…！！

てめぇが仕事してるとこなんざ見たことねぇわ！！←

これがあまりにも続くもんだから私ももう堪忍袋の緒が切れて、ついに船を飛び出してきて現在に至ります。

『もう好きじゃないんでしょ』

神威なんて私がいなくてもいいんだ…。

今さらそんなこと考えたって現状は変わりっこない。
ただひたすらに今は街に向かって走る。

・
・
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『ついた！』

わいわいがやがやとしている。
ここは…、

『歌舞伎町？』

周りのお店の看板にはそう書かれてあった。

歌舞伎町…！
阿伏兎が前に歌舞伎町には神威の妹の｢神楽ちゃん｣って子がいるって話してた！

会ったこともないし見た目も全然わかんないけど、神楽ちゃんしか頼りがない。

探そう！

『あ、あの！』

とりあえず人に聞こうと、お巡りさんらしき人2人に話しかける。

土方｢なんだ、迷子か？｣
沖田｢チャイナ服？｣

じっと見られる。
チャイナ服、そんな珍しいの？(汗

『歌舞伎町に私みたいなチャイナ服の女の子いませんか？』

土方｢チャイナ服の女の子…｣

キョトンとされる。
やっぱりいないのかな…？

『えっと…朱色の髪をしていて、目が青い、かもしれないです…』

神威の特徴を言ってみるけど、全然似てない可能性だってある。

沖田｢土方さん。あいつしかいないでさァ｣
土方｢だな。ついてこい｣

えぇ？！まさかあってた？！

こんな早々と神楽ちゃんに会えるなんて…！！

しばらく歩くと、｢万事屋｣と看板が掲げられた建物の前で立ち止まった。

『よろず、や？』

沖田｢こっちですぜィ｣

2人は端にある階段で2階へ登る。
慌てて追いかけるとすでにインターホンがならされていた。

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