とりあえず胃袋を掴めって誰か言ってた。多分。2(男主)

48話 編集済 ページ5

zm side

めっちゃ怒られた。

ちょびっとビビらせたかっただけやったのに。

もちろんドアの幅とかも確認しとったし、ギリギリ当

たらん位置におったけどあんな怒られると思わんかっ

た。俺にあんなに怒るのはエミさんぐらいや。他の幹

部のやつはいい意味で俺を心配しない。俺がそこら辺

で殺られるとは思っとらんからやろう。でもエミさん

やこいつは俺の事を本気で怒った。久しぶりに怒られ

たからか俺は唖然としていた。いつもは煽ったり、反

論したり出来るのになぁ。しかもAは驚かすぶん

には良いらしい。エミさんやったら驚かすだけでダメ

やろうな笑

と考えていればいきなり褒められた。しかもあんなキ

ラキラした顔されたらこっちも嬉しくなってしまう。

母さんがいたらこんなもんかなとか俺らしくもない事

を考えた。Aが母さんやったら少し、ほんのちょ

びっとだけ甘えてもええんかな。Aやったら笑い

ながらハイハイって言ってギューってしてくれそうや

しな…｡

……………………
Aside

俺がゾムと話していれば後ろからシッマが肩を叩い

た。

kn｢お前休憩やろ？はよ飯食わんと時間なくなるで｣

『うわ！まじやん!!サンキュ！』

とりあえずお礼を言って急いで食べ始めればゾムが少

しムスッとして隣に座った。

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