思い通り ページ3
その日の放課後。
ホームルームが終わって彼女の教室から担任の先生が出ていく。
先生が見えなくなると、彼女をいじめているコの一人が水入りバケツを持って、そのまま彼女に近づいた。
今にも帰ろうとしていた彼女は、それを見た途端、目を見開いて、すぐに逃げようとしていたが、逃れることはできなかった。
バシャン
立ち去ろうとする彼女の後ろから、バケツの水がかけられた。
「逃げるとか、あいつ生意気なんだけど」
「お漏らししたみたいで傑作だろ」
ぎゃははは、と、下品な笑い声が鳴っていた。
俺は廊下で、彼女が教室から出てくるところをいつものように横目で見ていた。
そう!この
今までで最高傑作だ…!
こんなに思い通りにことが進むとは思っていなかった。
俺の用意したバケツのせいで、あんなにも彼女の顔がゆがめられている。
俺はその光景を見た後、ニヤついているのが周囲にばれることのないよう、トイレに向かうことにした。
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モノ(プロフ) - 「ふふっ...そう言ってくれる君のほうが、面白いと思うけどなぁ。」by魘夢(ありがと) (2022年11月14日 20時) (レス) @page4 id: 62933bf52d (このIDを非表示/違反報告)
廣岡唯 - 面白い続きが観たい… (2022年11月14日 15時) (レス) @page3 id: 4e6dbece94 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:mono | 作成日時:2022年11月13日 23時