AU短編集

＊狂った世界線(error) ページ40

「人間！仲直りのハグをしよう！」

あぁクソ、俺が審判役じゃなかったら、俺があんな約束をしてなかったら。今ここで兄弟が死ぬことはないのに、人間を殺せるのに。もうやめてくれよ。兄弟の死ぬところはもう見たくないんだ。

「sansに助けを求めてもいいんだよ」

突然自分の名前が出てきた事にソウルがどくりと鳴る。おい、前まではオイラの名前なんか出さなかっただろ、一体何が目的なんだ。

「きっと見捨てられるだろうけど」

遠くからちらりと見ると、papyrusの両足が塵になっていくのが見えた。本当に何がしたいんだよアンタは。やめろよ。

「sans、papyrusの顔見てみなよ」

呼吸が荒くなっていくのが分かる。涙がボロボロと溢れてくるのが分かる。見たらオイラはきっと取り返しのつかないことをしてしまう。約束を破ってしまう。頭の中ではそう分かっているのに、目線はゆっくりと兄弟の顔の方を見ていく。兄弟の顔を見た瞬間、俺が我慢していた物がプツリと簡単に切れた。

「heh…hehheh…」

ふらふらと見えない何かに引き寄せられるように歩いていく。酔っ払いのようにふらふらしつつも目的地はしっかりとしている。勿論、兄弟の所だ。そんな俺に対しこれは普通のゲームの内容とは違う、引き戻せ。そう言うかのように何かが体にまとわりつき少しずつ重たくなっていく。けれど、o俺はもう戻らない。戻るmmもんか。だって、いつも笑っていrrrる、明るいあの兄弟が、子どもみたいに泣いて俺にt助けを求めてるんだzzぜ？そんな兄弟nnの姿を見て戻るわkkけねぇだろクsssソッタレ。

「随分sss好き勝手してくrrれたな？ooおい」

きっと今nnの俺の姿はkkk格好悪いだろう。馬鹿みてぇに泣きなgggがら、変なのにまとわrrrrりつかれてるんだからな。だけど兄dd弟は俺を見て安心sssしきったように笑ったnnんだ。kkk必ず助ける。

「だかrrrら俺も好き勝手yyやらせてもらうzzzぜ」

いつまでmmmも兄弟の前で泣いていrrるわけにもいかnnnnない。涙を拭kkこうと手で触ったrrrら青い糸が伸びttttてきた。ワォ。こりゃすggごいな。

「hhhhehheh、いiiiいもんmm貰ったぜ」

目の前でyyy愉快に笑う人間を睨みttt付ける。nnn憎たらしiiいな。この糸でaaa操り人形にしttてやる。俺らが今まddでされてきたみたいに。

「少しは楽しませてくれよ？」

そう言ってニyyヤニヤと笑う顔hhhは殺人kk鬼そのものdddだな。

「悪い子はbbb罰を受ける時間だzzぜ、A」

そのyyy余裕そうな顔、ぶっkk壊してやる。

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