＊恋人繋ぎ(murder) ページ31
まだ眠っていたい。そう思っていたけれど何かの爆発音ですぐに飛び起きる。寝惚けた目で辺りを見渡していくと、真っ白な天井、真っ白な壁、真っ白な床、そしてガスターブラスターで真っ白な壁に攻撃をしている彼、murderさん。……murderさん！？
「わあああ！？何で壁に攻撃してるんですかmurderさん！？」
大声で呼びかけるとぴたりと攻撃を止め、ゆっくりとこちらを向く。
「…起きたのかよ」
睨みながらそう言う彼は本当に人間が嫌いなんだなと思う。
「…周り見りゃすぐ分かると思うけどよ、閉じ込められてんだよ。俺等」
彼の行動で思わず忘れかけていたが、壁や天井や床がこれでもかというほど真っ白だ。明らかにいつもいる家でないことは寝起きであまり働かない頭でも容易に分かる。
「出口はないんですかね？」
「あったらお前を置いて出ている」
「で、ですよね」
そこから何か会話があるわけでもなく、気まずい雰囲気になる。脱出するために謎解きとかをしたいがこんな真っ白な空間に特別何かがあるわけでもなく、重苦しい空気が更に重苦しくなっていく。これはまずい。そう思った私は、返事をされるかは分からないが聞くだけ聞いてみようと思い、ある質問をする。
「この部屋に何か物があったりしませんでしたか？」
こう言うと彼が何かを隠したみたいになるが、聞かずにはいられなかった。すると彼の体が微かに動いた。どうやら何か物があったようだ。けど何故隠すのだろう？
「えっと…何がありました？」
恐る恐る聞くと彼がため息を一つつくと、骨が真横に突き刺さった。悲鳴をあげそうになったが何とか堪え、骨を見てみる。すると骨には紙がくくりつけられていた。震える手で何とか紙をとり開いて見てみると、訳のわからない文字が目に飛びこんできた。
『恋人繋ぎをしないと出られない』
「へ」
自分でも間抜けだと思うほどの声が出た。でもこれは仕方ないと思う。
「言っておくが俺はしたくねぇからな」
そう言う彼は睨みだけで人を殺せるような顔をしている。物凄く怖いが、もしこれが本当なら恋人繋ぎをしないと出られないわけで。この気まずい雰囲気から脱したい私にとっては苦でしかない。勇気を振り絞り彼に近付いていく。近付くにつれどんどん殺気が強くなっていくが構わず彼の腕を引っ張る。それに彼が驚いて動けない時に恋人繋ぎをした。すると呆気なく扉が出現する。それは喜ばしい事なのだが…。
「…おい…A」
私は生きて出られそうにない。
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fenon(プロフ) - 自分がfell推しだから分かったかもしれないんだけど、首にある何かって……首輪j((殴 (2020年6月15日 0時) (
レス) id: 8dce9856e7 (このIDを非表示/違反報告)
enmkssptoad114(プロフ) - 御薬袋さん» コメントありがとうございます！恐る恐る確認してみたら普通に番号ミスしてました…教えてくださりありがとうございました！ (2018年2月21日 20時) (レス) id: 125e861b1b (このIDを非表示/違反報告)
御薬袋 - 楽しく見させて貰っています！ あの、日常？6と7？が見当たらないのですが、 (2018年2月20日 7時) (レス) id: 1fea4285a1 (このIDを非表示/違反報告)
enmkssptoad114(プロフ) - Bonetrousleさん» いえいえ！こちらこそ三回もリクエストしてくださってありがとうございます！ネタに困りかけていたので助かりました！遅くなりましたが更新させてもらいました！ (2018年2月7日 22時) (レス) id: 125e861b1b (このIDを非表示/違反報告)
enmkssptoad114(プロフ) - 調理済みのいかやきｻｧﾝさん» いえいえ！こちらこそリクエストありがとうございました！ありがとうございました！ありがとうございました！あ((ry (2018年2月7日 16時) (レス) id: 125e861b1b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：YO!LO! | 作成日時：2018年1月7日 2時
