記憶 ページ14
視点:風春
数年前のこと。
まだ父さんが家にいた頃。
知らない女の人が家に来た。
二人の子供を連れて。
もちろん、この時の俺はその二人がきょうだいになるなんて微塵も思ってなかった。
父「風春、夏実。今日からこの二人もお前たちのきょうだいだ。」
…は?この時の俺は父さんの言ってることが意味不明だった。
誰だよこの二人。何だよ今日からきょうだいって。
そんな簡単な話じゃないだろ!
父「じ、じゃあ父さんはこれで。」
はぁぁぁぁぁぁ!?
そんな無責任な話があるか!
心の中でぶちギレていた(歳は幼くても精神は幼くないので本人には言わなかった)。
その当時はギクシャクしたきょうだいだったが、最近になってきょうだいっぽく(きょうだいだけど)話せるようにはなった。
けどあの時は父さんのことを無責任なくそ親父と思っていただろうな。
けどよくよく考えると、父さんが浮気してなかったら千秋と冬華に出会うことも無かったやろうに。
そんなことも考えつつ…
「今に至るわけだ、な!」
夏実・千秋・冬華「「「ん?/は?/え?」」」
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作者名:亜沙美 | 作成日時:2016年12月7日 0時